墓じまいの疑問にお答えします
NPO法人やすらか庵では皆様から墓じまいの相談をたくさん受けており、そういった相談の中から、質疑応答として公開します。
墓じまいは本当にして良いのだろか、他にもっと選択肢があるのではないだろうか、何故私がしなければならないのか、などと悩むもので、そういった方の解決のための手助けとなれば幸いで御座います。
悩むことが供養です
悩んでいても仕方ないのですが、実は亡き人のためにどうしたら良いだろうかと真剣に悩むことが供養なのであって、亡き人達は自分達のことを真剣に考えていてくれる人が現世に居るということ自体が有難いことであって、子々孫々ということは現世に自分との繋がりのある者が先祖を思いながら一生懸命に暮らしていることなのです。
悩むことは供養ですので、精一杯考えてみて下さい、そして誰かに相談するのであれば商売でやっているのではなくて、使命を受けて亡き人のために奉仕している人が必ず居ますから、そういう使命感ある人に相談しましょう。
因みに私はNPO法人の理事長の他に高野山真言宗やすらか庵の僧侶をしており、様々なご相談を受けていますが、檀那寺が高い御布施や寄付金ばかり要求する、相談しても一方的に説教されるなどの理由で寺院から離れたいという方からの相談が意外と多いものです。
業者に騙されないために
「電話一本墓じまい定額〇〇万円」「業界最低価格1㎡〇万円~」「すべてお任せ〇〇万円」などの広告が目に付くようになりました。少子化や人口の減少で新規のお墓が中々売れない時代、おまけに新型コロナの影響で建築も土木も不況の時代にあって、以前からブームの墓じまいに目を付けて、他業種からの墓じまい参入が増えています。
電話で受付だけしておいて下請け業者に丸投げで無責任な対応をする、何か問題があっても責任を取らないなどのトラブルが続出していますので要注意。
実際の質疑応答
実際にあった墓じまいに関する質疑応答を分かりやすくまとめてみましたので参考になさって下さいませ。
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- 墓じまいは誰がするものですか
- 墓じまいするのに、名義が亡くなった人のままである
- 墓じまいに反対する人がいる
- 墓じまいをする適切な年齢は
- 墓じまいの意味は
- 墓じまいのお布施
- 墓じまいの手順は
- 永代使用料は解約時に返してもらえますか
- お墓の永代使用権は売買できますか
- 墓じまいの代行は可能ですか
- 改葬許可申請書を書くのに故人の事が分からない
- お墓の中の先祖の名前が分からない
- 墓じまいの時に閉眼(抜魂)供養は必要ですか
- 墓じまいするのに墓地の管理者が分からない
- 土葬のお墓は墓じまいできますか
- 墓じまいの時の立会いは
- 墓じまいの時の服装は
- 墓じまいの時の持ち物は
- 閉眼(抜魂)供養とは何ですか
- 寺院に墓じまいの相談に行ったら高額な永代供養墓をすすめられた
- 隣のお墓との境界線が分からない
- 1つの区画の中に2つのお墓がある
- 生活保護を受けているので墓じまいのお金が無い
- 墓じまいをするのに墓地の管理人がいない
- お墓にカロート(納骨室)がない
- 墓じまいをすると祟りが起こると言われた
- 同じ霊園の中で合葬墓に移す時の手続き
- 墓じまいの相談で寺院に行く時の服装
- 遺骨を次の改葬先まで持って行って欲しい
- 遺骨は次の改葬先まで自分で運んでよいか
- ゆうパックでの遺骨の送り方
- 骨壺の水抜きの方法
- 骨壺に水が溜まる理由
- カロートの中で骨壺が倒れていた
- カロートの中の骨壺が割れていた
- カロートの中に遺骨が撒いてあった
- 共同墓地の管理人には特別な挨拶が必要ですか
- 寺院に墓じまいの相談するのにお布施は必要か
- 墓じまい代行利用の注意点
- 寺院との墓じまいの話が決裂した
- 墓じまいを兄弟姉妹で行う時、費用負担の割合
- 親が滞納していた多額の管理費を子が払うべきか
- 墓じまいの工事に立ち会う必要がありますか
- 納骨していないお墓の墓じまい
- 墓じまいの見積が高い
- 親の財産は欲しいが墓は不要
- 寺院が指定する石材店は使いたくない
- 時々誰か分からない人がお墓参りしている
- 墓じまいの見積を石材店に頼んだが返事が無い
- 後継者がいるが跡を継ぐ意思がない
- 家のすぐ裏のお墓の墓じまい
- 所有する山林の上にある墓の墓じまい
- 墓じまいに必要なお墓の使用許可証が無い
- 不治の病と墓じまい
- 離島、山間部での墓じまい
- お墓の中に誰か分からない遺骨が入っていた
- 高級な石の処分は高額な費用がかかる?
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一人で悩まない
墓じまいは先祖の墓をどうするかと言う重大な問題であり、後継者の居ない人にとっては自分自身の問題でもあることから、目に見えない先祖との対話を通して納得の方法を見出すことが大切です。
死後の世界観や宗教観によっても考え方が違ってきますので、墓じまいの対応はある意味人生の集大成として取り組むべき事なのです。
そういう意味では誰かに相談するにしても適当な人が居ないものですが、一人で悩んでいても時間ばかりが過ぎていくのです。
しかし一人で悩んでいても解決への糸口は中々見つかりませんので、こういう時こそ無縁仏にならないように、そしての救済と言う使命感を持った私のような者を利用して下さいませ。
何でも聞いてください
もし何か分からないことがありましたら、お気軽にお問合せくださいませ、僧侶でもあります私清野徹昭がなるべく早くお答えいたします