納骨していないお墓の墓じまい

納骨していないお墓の墓じまいのイラスト

お墓を新規に購入してまだ納骨していないのに墓じまいという時の仕方について

残念な結果

念願の墓地区画を購入して、生きている内にお墓を建てたら長生きするからとお墓も建てたけれど、当てにしていた後継者が跡を継がないことが分かり、お墓が不要になってしまったということは実際によくあることで、実にもったいない話なのですが、後悔してもどうにもならず、墓じまいということになってしまうのです。

こういった場合には、使ったお金がもったいないということと、終の住処としてのお墓という幸せが壊れてしまった絶望感の気持ちがあり、世の中の無情さを味わう訳ですが、お墓に入ることだけが幸せな事ではないと割り切れば、永遠に狭くて暗くて冷たい空間の中に閉じ込められるよりは、自由を得られる権利を得たと思えば、とても大きな成果が得られたということで、人生、無駄なものは一つも無い、という小さな悟りを得ることが出来たのです。

墓じまいの方法

さて、納骨してないお墓は、中のお遺骨をどうするかという問題に悩まなくて済みますから、お墓を撤去して更地にすれば終了です。お墓を建立した時に開眼供養したのなら、閉眼供養した方が良いでしょう。

更地の状態の時

区画を購入した時には大体、何か月以内に墓地建立の事などの決まりがある事が多いですが、その期間が満了しない内に墓じまいと言うこともあります。

墓石さえ作っていない更地の状態でしたら何もすることはありませんが、区画を区分する枠を外すような工事が必要な時がありますので、管理事務所にお問合せ下さいませ。

墓を作ったが納骨していない

区画の中に墓を作ったけれどまだ納骨していないような場合には、折角作ったお墓が勿体ないですが、解体撤去するしかありません。

更地に戻すか、或いは購入前の状態に戻すかということになります。

最初から墓石が付属した状態での購入でしたら交渉次第で余計な金額が掛からずに済むかもしれません。

永代使用料は戻って来る?

お墓を全く使わなかったからと言って永代使用料が戻って来ることは無いと思いますが、念のためよく確認しましょう。

契約時の書類に墓地返還時の永代使用料の扱いの項目があるはずです。

お墓の永代使用利用は解約時に戻って来る?

全くの更地で買ってから一年未満などの場合には、頑張って交渉してみましょう。


まだまだあります墓じまいに関する質疑応答