お墓の中の先祖の名前が分からない時

これから墓じまいしようとする時に、お墓があまりにも古すぎて、中に誰が入っているか分からないことがあります。

先祖の名前が何故必要?

墓じまいする時に所轄の役所に提出する「改葬許可申請書」には亡き人の当時の住所や名前や没年月日、埋葬年月日などを記入するようになっていて、最近亡くなったような方でしたら覚えているでしょうし、分からない項目があったにしてもすぐに調べれば分かります。

但し亡くなった方があまりに古い時代の方でしたら、そういった情報が全く分からなければ、書類に記載する項目が空欄になってしまうのです。

お墓の情報は後継者に伝えるべき

お墓の中に誰が入っているかということは、本来お墓の後継者である人が、まだ生きているうちに、次の後継者になるべき人に伝えておくべきことです。

家系図みたいなものを次の世代のために残すことは、自分のルーツを知る上で大切な事なのです。

しかし、親と子が別々に暮らしていたりして、あまりこういう話をする人もいなくなってしまいました。

波乱万丈の先祖の生き様を聞けば、今の自分に潜んでいる魂のようなものを感じるものです。

こういった話を聞かない内に親という者は亡くなってしまうもので、別に先祖の話なんて聞かなくても、普通に生きていく上には、何の関係もないものですが、いざ後継者という立場になってみて、自分の後には後継者がいなかったら、お墓の将来を真剣に考えないといけません。

家系図

果たして一体お墓の中に誰が眠っているのだろうと思った時に、家系図などが残っていれば良いのですが、最近は家系図を作って残しておくなんて、あまり無いですね。

しかしエンディングノートや仏壇の引き出しなどに入っていることがあるかもしれませんので、よく探してみて下さい。

親族に聞く

親族の人がいれば、聞けば案外よく知っていたりするもので、こういう時にこそ、よく聞いておくべきですね。

たとえ断片的な事であっても、いろいろと聞いている内に話が繋がって全体が分かったということもあるのです。

親族の古老の人には昔話や地域の事、先祖の事などを法事などの集まりの時に聞いておけばいつかは必ず役に立つはずです。

他の可能性

しかしながら、もし誰も知っている人がいなかった場合には

  • お墓の墓誌に彫ってある文字を調べる
  • 菩提寺に聞いてみる
  • 墓地の管理人に聞いてみる
  • 戸籍から調べてみる

などの方法でとにかく調べてみて下さい。

お墓の蓋を開けてみる

しかし現実にはお墓のカロートの中に入っているお遺骨は様々な事情があったりしますので、最終的にはお墓のカロートの中に誰が入っているのかを確認するしか他に方法はありません。

お墓を改葬するような場合には、今あるお墓の中の骨壺を次の改葬先に持って行く訳ですから、少なくとも骨壺と故人の名前が一致する必要があります。

もしかしたら骨壺に何か書いてあるかもしれませんので、お墓の蓋を開けて調べてみるのが確実です。

お墓の蓋の開け方エンターは参考になりますので、ご覧になってください。

実際に開けてみると、骨壺の数が意外と多かったり、逆に全く入ってなかったりして、謎が深まってしまうかもしれませんが、現実を直視するという意味では大切なことなのです。

お墓の蓋を開けてみるなんて、怖いような気がしますが、これも最後の者の務めなのです。


まだまだあります墓じまいに関する質疑応答