墓じまいとは
墓じまいとは後継者がいない方やお墓の管理が出来なくなった方がお墓を撤去して更地にし、お墓のカロートの中にあった遺骨を改葬して後継者不要の樹木葬、合葬墓に納骨、或いは海や山に散骨することです。
墓じまいの時代背景
現代日本において少子高齢化、核家族化、人口の減少傾向は、とどまることを知らず、ますます増加しています。
子供がいない、あるいはいても跡を継いでくれない、女の子ばかりである、などの問題に直面している人が先祖代々のお墓に入れば、その後には参ってくれるなどのお墓を管理してくれる人がいないということになってしまいます。
しかし、お墓参りする人のいなくなったご先祖様のお墓を放置しておけば、やがては草や木がが生え、お墓の石も傾き、惨めな姿になってしまいます。
そのようなことになりますと周囲の方々に迷惑を掛けてしまいますし、年間管理費も滞納したままになってしまいます。
何よりも無縁になってしまったご先祖様が一番、嘆き悲しまれるのです。
後継者がいないということは仕方のないことですが、それ以上に「お墓をどうするか」という問題は深刻なもので、お墓を自分の代で終わりにするということは、子孫の繁栄を願ってお墓を建立したご先祖様に対して、裏切ってしまったような申し訳ない気持ちにもなってしまいます。
何とかご先祖様にも納得してもらえるような良い方法があればと思って、探してみてもなかなか解決策はありません。
お墓参り代行を依頼すると言う方法もありますが、短期的には助かりますが、永遠に頼み続ける訳にはいきません。
かと言って誰かにお墓参りを委託しようにも簡単に頼めるようなことではありませんし、引き受けてくれるような人はいないでしょう。
お墓は本来、次に入るべき後継者の人がお参りするものなのです。
お墓にお参りする人がいなくなってしまう場合には、残念なことではありますが、お墓を片付けるしか方法はありません。
永代供養という方法もありますが、永遠に供養してくれることではありません。ある程度金額が必要なうえ、必ず期限付きですので、よく確認して、それに納得出来たら良いと思います。
個別ではなくなってしまいますが、合同祀という選択もあります。
永代供養にするにしろ合同祀にするにしろ、その前にはまずお墓を片付ける必要があります。
子孫の繁栄を願ってお墓を建立してくれたご先祖様には、自分の代で終わることをお詫びするとともに、感謝の気持ちを込めてお墓の片づけをさせて頂くことが「墓じまい」なのです。
よくある質問をまとめました…よくある質問-墓じまい
墓じまいでするべきこと
墓じまいでするべきこととして、現在のお墓の解約などの手続きと遺骨を取り出す時の儀式や改葬などの準備が必要になります。
墓じまいに必要な手続きは
- お墓の権利を解約する手続き
- 永代供養や樹木葬などの後継者が不要の改葬先との契約手続き
- お墓の中の遺骨を永代供養や樹木葬など次の所に移す手続き(改葬)
墓じまいに必要なことは
これらの事が必要になってきます。
墓じまいに該当する人
墓じまいをしなければいけない人は主に後継者の居ない人で
- 後継者が居ない人
- 後継者が居たが、後継者の方が先に亡くなった
- 子供が女ばかりで皆嫁に出た
- 管理しているお墓がいくつもあって次の世代に任せられない
- 奥さんの先祖のお墓の面倒を見る人が居なくなった
などのやむを得ない理由で墓じまいすることになります。
後継者が居ても墓じまい
後継者がいても墓じまいすることがあります、その理由として
- 後継者が居るが遠方に住んでいる、後を継ぐ気持ちが無い
- 後継者が居るが結婚していない、子供が居ない
- お墓に価値観が見出されない
- 別の宗教に入信した
- 寺院墓地の寺院が寄付ばかり要求するので嫌になった
- 自分のためにお墓を買ったけれど散骨を希望するようになった
などの理由であり、お墓に対する価値観が変わったり、寺院や霊園の運営方針に納得いかないなどの理由でお墓を持っていることが苦痛になってしまうのです。
一昔前までは結婚して家を買い、家族が出来てある程度の余裕が出来たら次はお墓を買うことが当たり前でした。
近所同士での世間話でも「○○さんがお墓を買ったらしい」という話を聞く度に自分も墓を買わないといけないと思うものでした。
墓じまいしないとどうなる
少子高齢化が進む現代において、お墓をどうしたら良いのか悩み続ける方が、今後ますます増えていくことでしょう。
お墓はそのままにしておけば間違いなく無縁仏になってしまいます。無縁仏になってしまうのがご先祖様にとっての一番の悲劇です。無縁仏になってしまう前に手を打っておきましょう。綺麗に片付けるということも一つの選択肢です。
今の時代は個々の家が絶えてしまうことより、青い地球や人類が絶えてしまわないことの方が大切です。
墓じまいとはお墓を片付けることですが、ご先祖様にはお礼の気持ちを手向け、丁寧に片付けさせて頂けばご先祖様も必ず納得してくださいます。
お墓はお参り出来なくなると荒れ果てていきます
お墓を撤去するだけのことですが、墓じまいをしなかったら未来永劫、周りの方に迷惑を掛け続けるかもしれませんし、お墓の中のご先祖様が最も苦しむことになってしまいます。
墓じまいの費用を安くする方法
墓じまいには「お墓の撤去」と「遺骨の改葬」が含まれ、まとまった費用が必要になりますが、統一された金額がある訳でなく、業者の選定によっては費用が違ってきますので、なるべく節約できるようにしたいものです。
墓じまいの費用を安く
墓じまいはお墓を撤去して更地に戻す工事で、業者によっては使う機械も違えば段取りや人数なども変わるために費用が違ってきますが、更地にするという意味では大体どの業者がしても同じような結果になるはずですが、実際は違いますので、出来るだけ安くする方法について。
複数の石材店から見積りを取る
墓じまいの費用を安くするためには、複数の石材店の見積を取って比較することです。
石材店としては、新規にお墓を建立することが最も利益の高い仕事で、購入後にも仕事があることを思えば、サービス満点で仕事してくれますが、お墓の処分だけの仕事は、これで終わりの仕事ですから、あまりやりたくない仕事なのです。
そういう意味では、これで最後の客からは、取れるだけ取れという心理が働くものです。
見積書にしても1山いくらの大雑把な料金だったり石材一つ一つに対する処分料金が明記されたりで石材店によって違いますので、必ず複数の石材店から見積もりをもらうようにします。
墓じまいの費用はお墓の横にクレーン車が横付け出来れば作業の手間と時間が少なくて済むので安くなりますが、
- 車が入らない
- 通路が狭い
- 通路が曲がりくねっている
- 途中に階段がある
- カニクレーンや運搬車などの機械が入らない
- 使っている石材の量が多い
- お墓が大きい
- 盛り土をしてその上にお墓がある
- 敷地内に大きな木がある
- 植栽の量が多い
などに該当すれば料金は高くなり、複数に該当すれば更に高くなります。
石材店の見積が高いと思ったらNPO法人やすらか庵に見積を頼んでみましょう、公正な立場であり、困った方の救済のための事業ですから、安心して見積りを頼めます。
NPO法人やすらか庵ではNPO法人の立場として公正な料金で墓じまい致します。
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城はお伺い出来ます、御利用下さい…NPO法人やすらか庵墓じまい無料見積
墓じまいの補助金を利用する
千葉県市川市では「市川市霊園一般墓地返還促進事業」として原状回復(更地に)するための費用を助成してくれます。
事情により一般墓地を返還する場合は、使用者の費用負担で墓地を原状回復(更地の状態)して返還しますが、その原状回復に係る費用の全部または一部を助成する制度があります。
一例として第一種普通墓地4.0平方メートルで24万円の補助金が出ます。
他の市町村でも墓地不足が深刻な場合に特例として補助金の制度を導入することもありますので、念のため役所に確認してみましょう。
生活保護の方は自己負担0で墓じまい出来ることも
お墓は生活に直接必要の無い贅沢品と見做され、補助金が出る可能性が低いですが、自分が契約したお墓ではなく先祖のお墓を放置する訳にはいかないと粘り強く役所と交渉すれば何とかしてくれることがあります。
市町村によって対応は違いますが、千葉市の場合には上限金額がありますが、補助金が出ました。
生活保護受給者の方は墓じまいが自己負担0で出来ることもあります
従来から存在する補助金ではありませんが、市にとっても、お墓をそのままにしていれば、結局は市の負担で撤去、改葬することになってしまいますし、手続き的には縁故者を探したり公示したりの手間が一層かかってしまいますので、理由を説明すれば、必ず理解は得られると思います。
可能でしたら、その霊園に合葬墓があれば、大抵は無料で利用できますので、自分の負担がほとんど無しで墓じまいが出来ることになります。
改葬の費用を安く
墓じまいでは、先祖様の遺骨をどうするかという問題が解決する必要があります。お墓の石は撤去して更地にしますが、遺骨をどうするかを決めないと出来ません。
後継者の居ない方が墓じまいをすることになりますので、後継者不要の納骨堂、散骨、樹木葬、合葬墓(永代供養)などの選択肢から選ぶことになります。
お墓の中で礼拝の対象として安置されていた遺骨を取り出す訳ですから、供養もしくはそれに近いお祓いなどの儀式が必要です。
お墓が撤去して無くなる訳ですから、これまでお墓参りをして下さった親族や友人などには声をかけて最後のお墓参りの儀式をする時にはお参りして頂きましょう。
何の断りや説明、儀式も無くいきなりお墓から遺骨を取り出して散骨や改葬することは御先祖様に対して失礼なことになってしまいます。
改葬の費用を安くするには
- 改葬先が年間管理費不要な施設であること
- 永代に亘る総額が明示されていること
- 納骨料、供養料などの料金が明示されていること
などを考慮の上で複数の施設を比較検討して決めましょう。
遺骨が複数ある時には「複数割引」があれば金額的に安くなります。
複数の遺骨がある時の費用は結構高額になりますので、値段の交渉をしてみましょう。
散骨の費用を安く
墓じまいする時にお墓から取り出した遺骨を散骨するという方法ですが、散骨には海の散骨と山の散骨があります。
しかし一旦お墓に埋葬された遺骨は改葬しか出来ない仕組みになっていて、改葬とはお墓の引っ越しのことであり、引っ越し先でも埋葬行為をする必要があります。
散骨は法的に埋葬ではありませんので、手続き的には改葬許可申請書は提出する必要はありませんが、現在あるお墓の管理事務所や寺院が改葬手続きをしないと墓じまいを受け付けないこともあります。
こういった場合でお困りの場合には、NPO法人やすらか庵にご相談ください。
最近では役所に提出する改葬許可申請書に「散骨のため」或いは「自宅供養のため」という理由で通ることもあるようですが、役所の対応によって違いがあります。
墓じまいの業者と散骨の業者が別になってしまいますと連携が面倒ですが、NPO法人やすらか庵ではこういった全ての行程を外注無しで行えます。
役所へ行き、墓じまいして散骨するのに書類はどのように書いたら良いかと質問しても、「前例が無い」等の理由で暗礁に乗り上げてしまった方がたくさんおられます。
やすらか庵ではその様な事でもしっかり解決いたしますので、なるべく早くご相談くださいませ。
墓じまいではまとまった費用が必要で、更に遺骨の改葬には費用が掛かりますので、なるべく安くしたいものです。
NPO法人やすらか庵では複数の遺骨を散骨依頼する時には複数割引制度があり、数が多ければ多いほど割引率が高くなり、総額が安くなりますので、多くの遺骨が納められているお墓の墓じまいの時でも安心して依頼することが出来ます。
樹木葬の費用を安く
墓じまいする時にお墓から取り出した遺骨を樹木葬するという方法です。
樹木葬はお墓の扱いであり埋葬ですので、改葬の手続きがスムーズに進みます。
後継者が居なくても埋葬できる施設ということも言え、寺院の墓じまいでも、次なる移転先が埋葬なら理解が得られ易いです。
散骨と違って樹木葬はいつでもお参りが出来るので、後継者が居なくても次なる永住の地として安心して利用出来ます。
まだ自分が生きている内はお墓参りに行きたいのなら、樹木葬がおすすめです。
但し樹木葬も料金には幅があり、合同形式であったり、個別であっても期間が定められていますので、よく調べる必要があります。
樹木葬であっても年間管理費が必要な場合や後継者が居ないと契約できないことがありますので、注意が必要です。
最近では公営や民間の霊園の中に新規に樹木葬のコーナーを作って比較的安価に利用出来るようになっていますので、墓じまいの改葬先として利用すれば費用を安く抑えることが出来ます。
NPO法人やすらか庵の5万円の樹木葬は茨城県稲敷郡美浦村の如来寺様の協力を得て5万円の価格で実現しましたので墓じまいの改葬先として利用すれば費用を安く抑えることが出来ます。
5万円の樹木葬はの納骨料は1万円で、後継者無し、宗教不問、年間管理費無し、ペット可で、いつでもお参り出来ますので安心です。
30年間は自分のお墓として使え、30年過ぎますとこちらの負担で合葬墓に移させて頂きますので、墓掃除や墓じまいなどの心配をすることがありません。
合葬墓の費用を安く
墓じまいする時にお墓から取り出した遺骨を合葬墓に納骨するという方法です。
合葬墓はお墓の扱いであり埋葬ですので、改葬の手続きがスムーズに進み、後継者が居なくても埋葬できる施設ということも言えます。
合葬墓(永代供養)も埋葬の取り扱いになりますので、墓じまいでの改葬がスムーズに進みます。
寺院の墓じまいでも、次なる移転先が埋葬なら理解が得られ易いです。
合葬墓は個別ではなく合同で入るお墓ですから、どの霊園でも費用は安く設定していますので、墓じまいする霊園の中に合葬墓があるのなら利用すれば費用は安く抑えられます。
NPO法人やすらか庵の合葬墓(永代供養)は、茨城県稲敷郡美浦村の如来寺様の協力を得て3万円と納骨料の1万円で実現しました。
墓じまいの改葬先として全国どの場所からでも利用出来ますので、墓じまいの費用を安く抑えようと思ったら是非利用すべきで、実際に多くの方が利用されています。
寺院で受け入れてくれるのですから、永代に亘って安心ですし、何時でもお参りに行くことが出来ます。
お寺が続く限り埋葬されますので安心です。
墓じまいの準備
墓じまいをするのに予備知識が無いままに進めていきますと失敗したり、余計な手間がかかってしまいますので必ず準備しておく必要があります。
お墓の名義人の確認
墓地を契約した時の書類があれば墓地の名義人が誰であるかを確認しましょう。
既に亡くなった人が名義人であれば名義変更をしないと墓じまいの手続きは出来ません。
但し名義変更は墓じまいの手続きと同時に行うことも可能です。
お墓の中の遺骨の確認
お墓の中に誰の遺骨が入っているのかは霊園管理事務所の台帳に記録してありますので、霊園管理事務所に墓じまいの相談に行った時に確認しておきましょう。
しかし実際には書類に残された方の遺骨以外の遺骨が入っているようなこともありますので、記憶が確かではない場合には予め確認することが大切です。
つい最近お墓のカロートの中に遺骨を入れたので、その時にカロートの中を確認したというような場合にはカロートの中を開けてみる必要はありませんが、次の事に該当する場合には必ずお墓の蓋を開けて、中を確認しないと書類の手続きが進みません。
- お墓の中に何体の遺骨が入っているか分からない
- お墓の中の遺骨のことを知っている人がいない
- ずいぶん長い間カロートの蓋を開けていない
- 以前カロートを開けた時に誰の遺骨が分からない骨壺が入っていた
などの場合には必ず事前にカロートの蓋を開けて中を確認して、中に何体の骨壺が入っているのか、そして入っている骨壺が誰の物であるかを知っておきましょう。
霊園管理事務所で必要な書類をもらう
公営や民営の霊園では管理事務所がありますので、墓じまいを申し出て、墓地返還届などの書類を入手します。
霊園内の合葬墓や樹木葬などを利用する場合には施設変更届が必要です。
都立霊園では合葬墓の申込期間が決められていますので、それに合わせて墓じまいをすることにりなります。
改葬許可申請書を取り寄せる
墓じまいする時に提出する改葬許可申請書は、撤去するお墓のある自治体の物が必要になります、自分が住んでいる町のものではありませんので、遠方にお墓があるような場合で、改葬の書類がインターネットでダウンロードできるのなら、予めしておいた方が慌てずに済みます。
インターネットで改葬許可申請書をダウンロードできるところもあります。
インターネットでダウンロード出来ない場合には、返信用切手を貼った封筒を入れて担当の窓口宛に送れば郵送で送ってもらうことが可能です。
改葬許可申請書を書く時には一遺骨に付き一枚などの決まりがあります。
業者の選定
墓じまいする業者を何処にするかによって費用も段取りも違ってきますので、いくつかの業者に見積を頼んで比較検討しましょう。
但し寺院や民間の霊園などでは「指定石材店」の制度があって使用する石材店が指定されている所では、たとえ複数の石材店があっても料金は同じで高い傾向がありますが、他の業者が入ることがありませんので、値引き無しという事が多いのは仕方のない事です。
墓じまいの料金は石材店にとって新規の墓地建立と比較して利益の出る仕事ではないので、思い切り高い料金を出すことが多いですから注意してください。
出来れば数社から見積もりを取ることをおすすめいたします。驚くほど差が出ることがよくあります。
NPO法人やすらか庵の墓じまいの無料見積もり御利用下さい。
墓じまいから散骨まで外注せずに全ての工程を施工することが出来ます。
墓じまいの仕方
墓じまいは、お墓から遺骨を取り出してお墓を解体し、更地に戻すだけのことで簡単なことのように思いますが、実はここに至るまでの過程が大変なことなのです。
寺院の場合
寺院のお墓の場合には離壇されては困ることから高額な永代供養をすすめられたり、高額な金額の要求など無理な要求をされることが多く、散骨するために墓じまいする、などの理由を述べると、散骨は違法だとか、先祖が成仏出来ないと言われた方もおられます。
住職がまともに話に取り合ってくれないこともあります。
また、お墓から取り出す遺骨の搬出先が自宅であったり散骨などの利用の場合には、受入証明が無いと駄目だと言われることもあります。
墓じまいを依頼する石材店にしても、寺院と提携している石材店しか入れないことが多く、見積もりを頼んでも、これまた高額な金額を出したりして、寺院での墓じまいが最も困難です。
しかし、困難だからと諦めてはいけません、強い意志で望めば、必ず成就するものです。
公営霊園の場合
公営霊園の墓じまいは最もトラブルが少なく、書類的なものも不備が無ければ問題無く通ります。
公営の霊園で、墓じまいして散骨を希望する場合には、散骨業者の「遺骨受入証明書」が必要だと言われることもあります。
最近では散骨の利用者が増えてきたことや、場合によっては自宅に遺骨を持ち帰るという方も居られることから、そういった要望に柔軟に対応する役所も増えてきましたので、取り敢えず相談してみることをおすすめいたします。
NPO法人やすらか庵では散骨の場合でも遺骨の受け受入証明を発行出来ます。
民間霊園の場合
民間霊園は民間企業などが事業として開園する霊園なので、新規の場合には世の中の流れをリードするような都会的、斬新的な最新設備の霊園を開業したりすることが特徴です。
ビル形式のカード1枚で故人の遺骨が出てくる納骨堂やガーデニング風の樹木葬などはとても人気があります。
しかし最初はとても斬新でサービス満点の民間霊園も、資金回収が済めば経営者が変わったり管理を下請けに出すようなことがあり、サービスが悪くなったり管理が不十分になったりする傾向があります。
民間の霊園墓じまいの時に改葬を申し出ますと、お墓の管理費を出す人が減ることを嫌って、渋ることがありますが、後継者の居ない人の墓じまいはやむを得ないことであり、誠意をもって相談すれば適切な対応をしてくれるはずです。
共同墓地の場合
共同墓地とは集落や一定の地域の人が共同で所有する地域の住民のための墓地で、小規模の場合には墓地の管理人が居ないことが多く、中規模もしくは大規模の場合には管理人を決めて管理費を徴収し、墓地所有者は掃除や草刈りなどの奉仕活動に出ることが決められていて、参加出来ない時には協力金を支払うなどの取り決めをして管理している所のことです。
改葬の権限は墓地管理者にあって、年配の人が選出されることが多いのので、地域の昔のことを良く知っていたりするものです。
地域で共同で管理する共同墓地の墓じまいは周囲の人や管理人の方への配慮が必要です。
墓じまいの流れ
墓じまいの話し合いがうまくいった場合の流れです、実際の墓じまいは、ここにたどり着くまでに相当な時間がかかります。
実際の流れは
墓じまいの実際の流れを時系列で表しますと
- お墓の管理者にお墓の解約、撤去申請
- ↓
- 受理
- ↓
- 石材店の複数見積もり(下見をしてもらわないと正確な金額は出ません)
- ↓
- 石材店を決定
- ↓
- 工事日を決定
- ↓
- 「最後のお墓参り」閉眼読経供養と遺骨の取り出し
- ↓
- 改葬先に遺骨を納骨
- ↓
- お墓の撤去工事
- ↓
- 整地
- ↓
- 完了
のようなります。
最後のお墓参りとは
墓じまいの時に施主の人が立会いが必要なのは、工事が始まる前の「最後のお墓参り」の時です。
最後のお墓参りとはこれでお墓が無くなる前の最後のお墓参りですよ、ということで親族や縁故者を呼んで墓地に来てもらって最後のお墓参りをしてもらい、僧侶の読経供養の後に石材店がお墓の蓋を開けて遺骨を取り出し、遺骨を次の納骨先まで運んで納骨式を行うという一連の流れのことです。
僧侶や神主にはお墓の閉眼供養、お清めをしてもらい、その場で御布施を渡します。
石材店にはお墓の蓋を開けて遺骨の取り出しを依頼し、水抜きや骨壺の清掃後、骨壺を風呂敷に包んでもらい、その時にお礼を渡します。
最後のお墓参りが済めば後の工事は石材店に任せ、更地になって工事終了届の霊園への提出も石材店の仕事ですから、依頼主は立ち会う必要ありません。
墓じまいで立会いが出来ない時
お墓の使用人が病気で入院していて立会出来ない、老齢のために立会出来ないなどの場合には、墓じまいから次の改葬先の納骨まで全く立ち会うことなく代行することも可能です。
NPO法人やすらか庵では依頼主の方の立会い無しで全て代行ということも数多く行ってきましたので、そのようなことでお困りの方は是非ご利用下さい。
本人が全く立ち会うことが無い依頼に関しては信頼出来る業者に頼まないと不正が行われる可能性がありますので、信頼出来るかどうかは表面から分からないので難しいことです。
NPO法人やすらか庵ではお墓や供養の事でお困りの方の救済を目的として設立された国家認証の法人で、毎年辞儀用報告を提出していますので、安心して利用することが出来ます。
石材店に渡すお礼
最後のお墓参りで石材店は
- 拝石を開ける
- 遺骨の取り出し
- 焼香用のテーブル、焼香セット、水桶などの準備
- パラソルの準備
- 骨壺を包む風呂敷
- 最後に拝石を閉める
などの準備を作業員2名程度で行い、最後に骨壺を風呂敷に包んで渡してくれますので、その足で次の改葬先に向かうようにします。
最後のお墓参りについては、墓じまいの見積りの中に入っているはずですので、ここでは石材店にはお礼は特に必要ありませんが、職人が2名程度来ることが多く、良心的な対応の場合には、1万円程度包んでもよいかと思います。
寺院のお布施
寺院の僧侶には直接お墓に来て頂き、読経供養の後その場で御布施を渡します。
御布施は読経料とお車代で、読経料についての表書きは御布施でも構いません。
僧侶には読経の後に御布施とお車代を渡したら帰って頂きます。
改葬先への遺骨の運搬
最後のお墓参りの時に現在のお墓から取り出した遺骨は石材店が綺麗に拭いて風呂敷を掛けて渡してくれますので、最後のお墓参りが済み次第、次の改葬先まで運びます。
同じ園内に合葬墓や樹木葬がある場合には手で持って歩いていき、次の施設で納骨式を行なった上で納骨してもらいます。
霊園外の施設に改葬の場合には、自家用車があれば遺骨を次の改葬先まで運ぶことに何の問題もありません。
遺骨を自家用車で運ぶことにためらいを感じるのなら、石材店に予め頼んでおけば次の改葬先まで運んでくれます。
改葬先では納骨式を行って納骨してもらいます。
改葬先があまりにも遠方過ぎる場合には郵便局のゆうパックで送ることも可能ですが、屋外のお墓に納骨されていた遺骨はよく水切りしてビニール袋に何重にも入れた上で緩衝材を入れて送ります。
郵便局のゆうパックでは品名を「遺骨」ということで送ることが出来ます。
NPO法人やすらか庵の墓じまい
墓じまいに関しては、事前の話し合いに始まり、届出や受入証明書が必要であったりして、とても面倒なものです。
石材店にしても、決まった金額を表示している業者は、ほとんどありません。車で横付けし、クレーンで積み込むだけの簡単なお墓もあれば、途中に階段があるために、人の手でしか持ち出せないお墓もあるからです。必ず下見をして、見積もりを出すことが必要になります。
あまり知識がないままに任せてしまうと、結局は法外な金額を請求されることがあります。
また、石屋と提携して仕事を丸投げし、手数料を取るような業者は意思の疎通が取れていないことが多く、無責任な仕事だったりしますので、気を付けた方が良いと思います。
私は、それが嫌で全て自前でやっております。
やすらか庵では受入証明書を発行出来ますので、改葬許可の手続きがとてもスムーズに進みます。私が僧侶ですから、お墓を拝むことも出来ます。
どんなことでもお気軽にご相談ください。
NPO法人やすらか庵では実際の墓じまいの施工を多数行っており、多くのノウハウを持っております。
長年悩み続けた方が多く、無事に解決すると、肩の荷が降りたと、喜んで頂いております。
墓じまいから散骨、永代供養まで外注無しで、全て一貫して施工いたします。関東圏での活動ですが、どこにでもお伺いさせて頂きます。
料金にしても明確で安価な料金で対応させて頂いております。
☆墓じまいの見積は…NPO法人やすらか庵に実際の見積を頼んでみましょう。
無縁仏がさまよっている!彷徨う無縁仏-墓じまいの大切さ
NPO法人として国に認証された団体です
NPO法人やすらか庵は国の認定を受けた団体であり(法人番号1040005019147)、行政が認めた有償の市民サービスです。
住民に対する行政サービスには予算や人員の都合などで限りがありますので、行政サービスの代りとして民間の団体が行う活動に対して支援するというのがNPO法人の基本であり、支援金がある分野では支援金を受け、支援金の無い分野では対価を受け取ることが認められているのです。
NPO法人やすらか庵は後継者の居ない方の供養などの問題でお困りの方の支援として活動しています。
代表が僧侶であること
墓じまいに関しては、書類的な手続きや親族間との話し合い、霊園、寺院との交渉など解決していかなければいけないことが多く、後になって後悔しないためにも、各方面の専門的な知識と知恵、経験が必要です。その点、やすらか庵では代表が僧侶をしていますので、安心して任せることが出来るのです。
墓じまいが済んだら
墓じまいは時間とお金と労力のいることだけに、大変に疲れることで御座います、先祖から受け継いできたものを如何に綺麗に終わらせるかということは人として、或いはこの世に縁を頂いた魂としての有終の美を飾るということなのです。
次は自分の事が待っています
墓じまいをするということは、大抵は跡継ぎがいないなどの理由であり、跡継ぎがいないということは、自分の最後もよく考えていないといけない、ということになります。無縁仏になってはいけません、
やすらか庵では、こういったことを含めて対応させて頂いております。
実は墓じまいと言っても、お墓を片付ければ終わりというものではありません、お墓の中の遺骨をどうするかという大切な問題があり、遺骨をどうするかということ、そして最後に自分をどうするかということが必ず繋がっているのです。
ご先祖様と自分の問題は全く別のことではなくて、同じことなのです。最後の最後まで安心して生きていけることが、墓じまいの究極の目的です。
皆様の悩み、苦しみを取り除いて、生きる希望へと繋げることが私達の使命でございます、まずはどんなことでも結構ですから、ご相談ください。
世の中、騙したり騙されたりで誰も信頼できるような人は、なかなかいませんが、私は人の事だけを考えて行動することが使命ですので、仕事の関係ではなくて、良き同志であればと思います。
親子であれ兄弟であれ、特にお金のことに関しては裏切られてバラバラになってしまうものです、良き友というものは、自分の利益のためではなくて、他の利益のために行動する人のことです。
生まれてきた理由
私達がこの世に生を受けたには必ず何らかの理由があり、そして使命というものがあって、生きている間にその使命を全うすることが求められるのですが、中々その使命に気が付きません。
墓じまいの大きな目的は、
- ご先祖様を無縁にしないこと
- 人に迷惑を掛けない事
ですが、実はこの二つは仏教的に言いましても供養、そして功徳ということなのです。
「私達は何処から来て何処へ行くのでしょうか、そして今一番大切なものは何ですか?本当に今しなければいけない事は何でしょうか?」
共に考えていきましょう。
肩の荷を下ろしませんか
私達は気が付かないうちに多くの荷を背負いながら日々の生活をしていますが、常に多くの荷を背負っているので大変な事は分かっていながらも、背負っている荷の重さには気が付かないものです。
自分の代で家が絶えてしまうから、先祖代々のお墓を何とかしないといけないと思いながらの日々は、大きな荷を背負っていると同じ事ですが、長年の課題が無事に円満解決すればやっと肩の荷が降りる訳で、いざ肩の荷を下ろしてみると、そのあまりの重さに驚くと共に、実に爽やかで軽く明るい気持ちを味わうことが出来るのです。
あなたも肩の荷を下ろしてみませんか?
まずは何でもご相談くださいませ
相談専用電話 043-228-1480 私清野徹昭がお答えさせて頂きます。