今のお墓のシステムは必ず破綻する

散骨供養と墓じまい

お墓の下にカロートと言われるコンクリートで出来た納骨室があって、陶器で出来た骨壺の中に入れられた遺骨を納骨しても、千年経っても土に還る事なくそのままで、一体どうするつもりですか?

自然に還そう

我が国で明治時代まで行われてきた土葬は、亡き人の葬儀が済んだら亡骸をそのまま木の棺桶に入れて埋葬していましたので、少なくとも100年以上の年月が経過すれば場合によっては骨ごと土に還っていますので、私達は死んだら土に還るという存在だったのです。

お墓はいつかは必ず墓じまい

有史以前から地峡上のありとあらゆる生き物が土に横たわり、海に沈んでやがては地球に還っていったという事実があるにも関わらず、商業主義の霊園のチラシには「家とお墓は必需品、あれば安心ですよ」「お墓が無いと困りますよ」と煽られて大金叩いて買ったお墓も早2代か3代で墓じまいです。

あなたのお家の後継者が続いて、何十代にも亘ってお墓参りしていることを想像できますでしょうか。

今の時代のマンション暮らしでは、たとえお墓を買ったにしても一代限りで終わりという事が続出しています。

後継者が何とかしてくれるだろうと思っていても遠方に住んでいたり、結婚しなかったり、子供が出来なかったり、後を継がないなどと言われてお墓は撃沈なのです。

いつまで払える年間管理費

お墓は年間管理費を払い続けなければいけませんが、1年で1万円で安いと思っていても千年で一千万円ですから、勿体ないですよ。

それにしても千年間も払えないでしょうし、百年経たずに墓じまいとなってしまうのですが、年間管理費よりも厄介なのが骨壺の中の遺骨が土に還らないことで、墓じまいしてもどこかに持って行かないといけませんので、果たしてどうしたら良いものかと悩むのです。

もう何処かに預けるようなことは止めよう!

お墓というシステムに散々に振り回されて墓じまいしても、またどこかの納骨堂に納めるようなことをしたらもう一度墓じまいをしないといけませんので、もうそんな愚かなことは止めにしましょう。

特に30年以上の年月が経過したご先祖様は土に還すか自然に還って頂くことをおすすめいたします。

但し激安散骨業者を使って捨てるような散骨をしてはいけません、必ず無縁になりますから、そんなことをする位ならお墓を放置して無縁になった方が余計なお金を使わずに済みます。

墓じまいして散骨は可能か

後継者が居ない方やお墓の管理が出来なくなった場合に行う墓じまいは、お墓を解体撤去して更地に戻すことですが、お墓に埋葬された遺骨を取り出して散骨することは可能でしょうか。

お墓に納骨されたお遺骨は「埋葬」という扱いになっていますので、本来はお墓からお墓への引っ越しである「改葬」とか認められないのですが、近年では後継者の居ない方が増え続け、公営の霊園にしても「合葬墓」のような受入先が無かったり、希望者が殺到して満杯であったりで、実際の受入先がないことなどの理由から散骨を希望される方が増えています。

しかし散骨は埋葬ではないことから、役所での改葬手続きが出来なかったりすることがあるものの、最近では散骨と言う理由で改葬出来る役所が増えてきましたが、役所にょっては提出書類が不要だと言われたり、前例が無いからと断られたりすることもあります。

墓じまいと散骨に該当する人

今の時代、人口の減少、少子高齢化などの減少が進行するにつれ、お墓を買っても無縁仏になってしまう、或いは今あるお墓にお参りする人がいなくなるという人達が増え続けています。墓じまいと散骨に該当する人は

  • 後継者の居ない方
  • 男の子がいるが跡を継がない、遠方に住んでいる、お墓に価値を持っていない
  • 子供が女の子ばかり

今や日本の国は何もかもが陽の登る勢い、成長路線のピークをはるかに過ぎて、日没の衰退路線を下る一方なのです。

墓じまいと散骨に該当する人は、ご先祖様のお墓はもちろん、ご自分の死後のことまで考えた散骨を行う必要があります。順番としては、まず最初にご先祖様、そして最後に自分の散骨なのです。

墓じまいと散骨のメリット

墓じまいして散骨することはある意味自然に還るための良き方法なのです。

お墓というプレッシャーからの解放

墓じまい-感謝の気持ち

お墓というものは、子々孫々と続いている人にとっては繁栄の象徴であり、家族和合の秘訣ですが、後継者の居ない方にとっては大変な心のプレッシャーとなり、これまで連綿と続いてきたご先祖様の祭祀を終わらせてしまうという後ろめたい気持ちも伴うものです。

お墓参りにしても、自分が最後の後継者になり、年老いてでもお墓参りを続けていくのは精神的にも体力的にも苦痛となってしまいます。

墓じまいをしてご先祖様を散骨することは、そういったプレッシャーからの解放はもちろんのことですが、感謝の気持ちを伴い、形として実践することによって、皆が納得する墓じまいと散骨になるのです。

自然に還るということ

自然に還る

散骨は近年、自然に還るという生命としての使命感と、残された者に迷惑を掛けたくないという気持ちを実現するために、利用される方が増えてきました。墓じまいしてお墓の中のご先祖様を散骨すると共に、自分も将来は散骨を希望することで、後に迷惑をかけることなく、綺麗に終わりたいという気持ちの表れだと思います。

お墓というものは、本来は子孫の者が先祖に会いに行く所であり、亡骸を自然に還す場所であるとしたら、現代のお墓は亡骸を自然に還すという機能が働いていないので、いつかはこうして自然に還るべき時がやってくるものだと思わなければいけません。

今の時代のお墓でコンクリートのカロートがあって、骨壺に遺骨を入れて安置するだけのシステムは千年経っても遺骨はそのまま残っています、絶対に土に還りません。

そういった意味では自然に還る方法としての散骨は理に適っているのです。

メモリアル品

また先祖を祀るという意味ではお墓が無くてもお遺骨を少量残して祭壇を作り、手を合わせる方法や、位牌を作って手を合わせる方法などがあります。万一自分が亡くなった時には一緒に棺桶に入れてもらうものに限ります。

墓じまいと散骨のデメリット

お墓が無い

墓じまいして散骨すればお墓も遺骨も無くなります。

お参りが出来なくなる

墓じまいをしてご先祖様のお遺骨を散骨しますと、お参り出来る場所が無くなってしまいます。お墓を無くしたのですから当然のことなのですが、友人や知人、親戚などが寂しがるかもしれません。

お墓にお参りに来る人が元々ほとんど無いような場合には全く問題ありませんが、お墓の大切な機能である、「亡き人に会いに行く」という機能が失われたのですから、仕方のないことなのかもしれません。

ある意味、無縁仏になって無残な姿を晒してしまうかもしれないことを考えると、いつかは決断の時が必要なのです。

墓じまいの時には、これまでお墓参りをしてくれたであろう方々に可能な限り連絡して墓じまいの旨お知らせすることが大切です。

心の支えが無くなる

墓じまい-心の解放

墓じまいして散骨しますと、何も残らないことで、空虚感を感じてしまうことがあります。出来ましたら、少量のお遺骨(遺灰)なり、先祖の名前を書いた過去帳なりを残して毎日手を合わせ、万一自分が亡くなった時には棺桶に入れてもらうようにすれば、最後まで守り通したという満足感になります。

墓じまいと散骨の手続き

墓じまいして、取り出したお遺骨を散骨することは簡単なことではありません。

一旦お墓に埋葬されたお遺骨は、「埋葬行為」として扱われ、埋葬されたお遺骨は、次のお墓に移す「改葬」しか方法が無くなってしまいます。

改葬とは、お墓からお墓の引っ越しのことですから、家に持って帰るなんて、出来ませんし、次の埋葬先に納骨するしかないのです。

改葬許可申請書をご覧になって頂ければ分かりますが、次の埋葬先を記入するようになっていますし、理由も書かなければいけません。

この場合でしたら、「墓地新設」か「墓地合併」のどちらかを選ぶようになっていますし、「新墓地購入」や「墓地移転」という項目になっていることもあります。空欄の場合に書くのなら大抵は「墓地移転」となります。

散骨という理由が成立するか

ここで改葬先を自宅にして、改葬の理由を散骨にしたい場合には、予め役所で相談したら良いですが、散骨は埋葬行為ではありませんので、前例が無いという理由で却下される可能性が高いです。

散骨は埋葬行為ではない

ここで重要なことは、散骨は埋葬行為ではないということです。

埋葬行為ではありませんので、散骨するなら改葬許可申請書を出す必要が無いのです。

では、改葬許可申請書というものは、何故必要なのでしょうか。改葬許可申請書を出さずに墓じまいをしてお遺骨を取り出すと、役所に届け出た埋葬先が現在のお墓のままになってしまうからなのです。

埋葬されたお遺骨が現在あるお墓のままであると、何か不具合があるかというと別に誰も困る訳ではありませんし、税金などがかかる訳でもありませんが、役所に提出する書類である以上、変更があった時には届出しないといけないのです。

一般的な霊園事務所では全て、改葬許可申請書を提出しないと墓じまいを受理してもらえません。次の受入先が正式に決まっているかどうかが許可の判断の大切な基準になっています。

私の所に墓じまいを依頼した方の話ですが、10年来、遺骨を自宅に持って帰りたいと、霊園と役所に交渉し続けた方がおられましたが、いくら交渉してもダメでした。このような場合にはなるべく早めにNPO法人やすらか庵にご相談くださいませ。

墓地埋葬法という壁

墓地埋葬法は、明治時代からある法律です。

第四条 埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。

とあるのは、埋葬は墓地以外には出来ないということであり、遺骨は埋葬するものという固定観念に基づいた規定ですので、散骨は当初から考慮されていなくて、全く想定外のことなのです。

墓地埋葬法は今の時代、葬送の仕方の変化に対応していないので、見直されるべき法律なのです。

改葬して散骨するには

そこで、こういう場合には、お遺骨を散骨として受け入れてくれる埋葬先に改葬すれば良いのです。

やすらか庵ではNPO法人やすらか庵として、そして高野山真言宗やすらか庵として、さらには提携寺院の天台宗如来寺様との協力を得て、この3つの改葬先を持ち、改葬して納骨ということもいたしますし、改葬して散骨ということが可能なのです。

やすらか庵では墓じまいから散骨までの全ての行程を外注無しで行うことが出来ます。私が僧侶ですから、僧侶を呼ぶ必要もありません。この一貫した体制がメリットであり、全工程に責任が持てるということであり、余計な手数料や紹介料を払わなくて済むのです。

また墓じまいの工事は、民間の霊園や寺院などでは指定石材店しか出来ないようにしてある所も多く、そういう場合には概して見積が高い傾向にありますが、見積の金額が妥当であるかどうかの判断もご相談ください、そして受入先を兼ねた散骨だけのご依頼でも結構でございます。

NPO法人やすらか庵ではどんなご要望でも真摯に取り組みますので、ご相談くださいませ。

墓じまいと散骨の費用

墓じまいして散骨するには墓じまいの費用と散骨の雇用の両方が必要になります。NPO法人やすらか庵が全て施工したとして合計の費用の一例です。

墓じまいの費用

墓じまいは墓地から遺骨を取り出して墓石やコンクリート、基礎部分などを撤去して更地にする工事が必要です。予算の関係でなるべく低価格でという場合の見積です。NPO法人やすらか庵の場合の一例をご紹介いたします。

☆芝生墓地 1㎡ クレーン車横付け可 カロート部分はそのまま残す 地上部撤去 NPO法人やすらか庵工事施工

  • 墓じまい84,240円
  • 抜魂供養、遺骨の取り出し22,000円
  • 総計106,420円

芝生墓地

散骨の費用

大地に還る風の谷散骨

☆お遺骨が1体 NPO法人やすらか庵の「東京湾代行(委託)散骨」利用 仏式の場合
(やすらかの森代行(委託)散骨でも料金は同じです)

粉骨の費用は散骨に含まれています

  • 安らかの森代行散骨1体5万円
  • 遺骨の乾燥料1体11,000円
  • 合計61,000円

墓じまいと散骨の費用の合計

  • 墓じまい106,420円
  • 散骨61,000円
  • 合計167,240円

墓じまいと散骨の流れ

まずは墓じまいから始まりますが、書類的な手続きは時間がかかりますので、年間管理料の納付が迫っている場合などには、工事が間に合わないこともありますので、なるべく早めの行動が必要です。

  • 墓じまいの見積依頼
  • NPO法人やすらか庵がお墓を見に行きます
  • 見積書作成、送付
  • 墓じまい正式依頼
  • 書類手続き、墓地返還、改葬許可申請(代行も可能です)
  • 最後のお墓参り、抜魂供養、遺骨の取り出し(立会いして頂きます)
  • 墓じまい工事
  • 工事終了、工事終了届提出
  • お遺骨の乾燥、粉骨
  • お遺骨を散骨
  • 散骨証明書の送付
  • 全て完了

一緒に参加出来て粉骨、散骨全て立会い、大切なお遺骨を預けずに済む散骨は

☆粉骨、散骨全て立会いで1日で終わるチャーター散骨、5名様まで…海の即日散骨エンター

☆粉骨、散骨全て立会いで1日で終わる完全個別散骨、5名様まで…森の即日散骨エンター

墓じまいと散骨までの期間

墓じまいを思い立ってから散骨が終了するまでに長い場合ですと半年から1年近くかかることがあります。特に寺院の場合ですと檀家を離れる離檀の問題も絡んできますので、相応の期間をかけてゆっくりと解決していくことが大切です。

寺院の場合

特に寺院の場合にはお墓を買った時の契約書というものが作られていなかったりしてトラブルの元になっています。また、今あるお墓の扱いが檀家としての扱いなのか、単なる墓地使用者としての扱いなのかによっても様々な事が違ってきます。

檀家の扱いになっているのなら離檀ということになりますので、離檀に関しては離檀の了承の旨、必ず一筆書いてもらうようにしましょう。また法外な離檀料を請求されることもありますので、おかしいなと思ったらなるべく早く相談してください。

NPO法人やすらか庵…無料相談ご利用ぐたさいエンター

集落の共同墓地の場合

集落の共同墓地の場合には管理人が居なかったり、誰に申し出れば良いのか分からない事があります。

管理人が居ても居なくても、周囲近隣の人には挨拶をしてある程度の手土産は配った方が良いと思います。

また先祖の事は寺院に聞けば分かることがありますし、地元の長老の人が知っていることもあります。

ご先祖のお墓を無縁にしたくないこと、周囲の皆さんに迷惑をかけたくないことの気持ちを正直に伝えれば必ず分かってもらえるもので御座います。

墓じまいと散骨のまとめ

お墓は心の故郷でご先祖様との交流が出来る所ですが、私達の今の生活様式では何代にも亘って維持管理していくことは不可能なことです。

それでも先祖が子孫の幸せを願って建立したお墓ですから、感謝の気持ちで墓じまいをして、お遺骨は本来還るべき自然に還って頂きましょう。

年齢を重ねてしまって、先祖のお墓を何とかしないといけないとお思いの方、このまま死んでしまったらご先祖様に申し訳が立たないとお思いの方、ご先祖に何かを言われているとお感じの方はどうぞお気軽にご相談下さいませ。

私には、亡き人が迷わぬように、生きている人の悩み苦しみを取り去るようにと与えられた明確な使命が御座いますので、生きている限り頑張るつもりです。

最近は亡き人達の温かいご縁を頂くようになって参りました。

どんなことでもお手伝いをさせて頂きます。


墓じまい総合メニューエンターには、墓じまいに関する様々なメニューがあります。