改葬先とは
改葬先とは墓じまいするなどで現在あるお墓に埋葬された遺骨を引越する時の引っ越し先のこと。
改装について
改葬とはお墓に埋葬された遺骨の引っ越しのことで、引っ越し元と引っ越し先があり、引っ越し前の今現在遺骨がある場所のことを改葬元と言い、引っ越し後の遺骨の埋葬場所を改葬先と言います。
改葬前に改葬元でするべきこと
改装前に改葬元でするべき準備として、改葬するべき遺骨がお墓の中に本当に入っているのかを確認する必要があります。
改装の手続きが全て済んで僧侶にお祓い供養をしてもらい、石材店にお墓の蓋を開けてもらったら、遺骨が無かったという話が本当に数多くあるのです。
またお墓の蓋を開けたところ、骨壺がたくさん入っていたが、改葬すべき故人の遺骨がどの骨壺であるか分からない、ということもよくあります。
いざと言う時にそうなってしまっては大変に困ってしまいますので、予め石材店に頼んでお墓の蓋を開けてもらい、中を確認しておくことをおすすめいたします。
またこの時点で改葬先を決めておかないと取り出した遺骨を持って行く場所がないということになってしまいます。
改葬元での最後の儀式
遺骨を一部或いは全部改葬する時に、改葬元での儀式としてお墓のお祓い供養があります。
墓じまいをする場合には閉眼供養となり、お墓の魂を抜く儀式になります。
僧侶を呼んで読経供養してもらい、石材店にも来てもらって儀式後にお墓の蓋を開けてもらい、カロートの中にある遺骨の確認をして、風呂敷に包んでもらい、その足で改葬先に遺骨を運ぶようにします。
遠方の場合には遺骨をゆうパックで送ることも可能です。
改葬先ですること
改葬元で風呂敷に包まれた遺骨はそのまま改葬先に向かい、管理事務所に改葬許可証と共に手渡すか、納骨の儀式を行ってもらい納骨します。
後継者が居ないなどの理由で樹木葬を選択した場合には、予め遺骨の乾燥と粉骨が必要になりますので、管理事務所に預けてから納骨の日取りを予約します。
施設内の合葬墓に移す場合には遺骨を持って合葬墓に向かい、施設外の合葬墓の時には車で改葬先まで出かけます。