森(山)の散骨は、必ず所有者がいますので、所有者の了解を得る必要があります。
皆が登山で登る山で国有林であっても、自由に立ち入れは出来ますが、個人的な利用は認められていません。
森の散骨の注意事項
山登りが好きな人は、素晴らしい景色の中で、そして思い出深い山での散骨を望むものです。
はたしてこのような散骨は可能なものでしょうか。
国有林での散骨
国有林は我が国の広大な山地の大半を占め、国が管理しています。
国の財産である以上、国民のものであるということが言えるのですが、基本的に立ち入りは自由なので、何処を歩いても構いませんし、レジャーシートを広げてお弁当を食べても構いません。
しかし、個人的な利用は禁止されています。
例えば山小屋や別荘を建てるとか、杭を打ってロープを張るなどの行為です。
以前にニュースで話題になったことがありましたが、河川敷にモニュメントを作るような行為もダメということでした。
お弁当の残りをプラスチックなどを除いて置いていくのは特に違法行為ということにはなりませんし、マナー違反ではありますがお咎め無しなのです。
散骨に関しては、単に捨てるということではなくて、宗教的な意味合いが入ってきますので、亡き人の遺骨を弔うための個人的な土地の永続的利用ということになり、ダメだというのが結論です。
自然に還るから別に問題無いじゃないかという意見もありますが、本来は葬送の儀として尊厳を持って行い、その場所は記念すべき場所として記憶に残し、場合によっては再び訪れるということ自体が土地の専有であり、永続的利用に該当するのです。
散骨の許可を申請すればよいか
それでは、国有林の中で散骨したいという許可を林野庁に申請すれば良いかというと、そうでもありません。
今までに許可が降りたという話は聞いていません、要するに前例が無いのです。
私はこれまでに、国有林で散骨したという方をたくさん知っていますが、そういた方はどうだったかというと、許可などを申請せずに行っているのです。
結論から言いますと、広大な自然の中では、たとえ散骨している人がいても、誰にも見られなければ、分からないということなのです。
では、分からないようにすればそれで良いのかというと、微妙なところです。
するのであれば、罪の意識など持つことなく、たとえ誰かに見られたとしても、「何が悪い」と言える自信を持って、正々堂々とすれば良いと思います。
隠れてこそこそというのは、散骨ではありません、廃棄物を見つからないように隠れて廃棄するのと同じです。
個人の土地は許可を得ること
誰かの所有する土地の持ち主に、散骨しても良いですか、と聞いてもおそらく「いいですよ」と返事をしてくれる人はいないと思います。
知人、友人、親族などであれば、事情を説明すれば分かってくれるかもしれません。
人の土地である以上、許可は取るべきで、了承してもらえたら、何かしらのお礼は必要だと思います。
やすらかの森散骨
房総半島の中ほどにやすらかの森があります、場所は非公開でございます。
海の散骨をしている中で、海につながる森の保全が大切であることを痛感し、自然保護の目的で所有していますので、自然の浄化作用の範囲の中で散骨を行っています。
開発しない自然を守り続けるということは大切なことで、放っておいても自然なのですが、地球規模の大規模な環境の変化が起きている状況では、ある程度の手入れをしないと、環境のバランスを失い、種の絶滅さえも起こっているのです。
収益は森の保護に使っています。
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