子孫長久は叶わぬ夢

子孫長久の願い

子孫長久

昔から「孫は子よりかわいい」と言われ、自分達の命が短くなるにつれ、命の連鎖が子や孫に伝わっていき繁栄していくことは人としての幸せの形です。

幸せとは

家族の夏のイラスト

幸せとは心と体が満たされて安定している状態の事で、私達は年齢に応じて欲しいものや幸せの形が変わっていくものです。

若い時には結婚相手や家、車が欲しいと思っていた人もそういった願いが全て叶いやがて人生の残りが少なくなってきますと物質として欲しいものがだんだん無くなり、孫が幸せになって欲しいというような抽象的な幸せ感に変わっていきます。

やがてはこの世から消えていく者からすれば、自分の血を受け継ぐいわば自分の分身のような者達が残り続けることに何かしらの望みを託すのではないでしょうか。

自分の亡き後の片付けや供養などは後の者に頼むしかないのですから。

子や孫を大切にする姿は地球上の生き物が本能として持つものであり、この本能があるが故に生き物の連鎖が現代まで続いているのです。

後継者が居ない

墓じまいの前に納骨のイラスト

今の時代人口の減少少子高齢化核家族化などが進み、高齢の夫婦だけ或いはお一人様世帯が増えていることにより、地方では空き家問題が深刻な問題となっています。

厚生労働省の発表によりますと2025年の出生は67万1236人で、10年連続で最少記録を更新しています。

人口が減って後継者が居なくなった結果として現れるのが空き家と無縁墓の問題です。

地方で育った若い人が都会に出て働き、都会で家を買って住むようになると、地方に残された家は年老いた夫婦だけの世帯となり、そこに住む両親が亡くなってしまえば空き家になってしまいます。

農業や林業などに従事していた場合には広大な土地や家が残されるのですから、片付けるにしても大変な作業となり、そのまま放置していますと空き巣や放火などの被害の可能性、更に年月が経過しますと崩壊の恐れも出てきますので、定期的に見回りに行く必要があります。

お墓にしてもお墓参りする人が居なくなれば草木が生えて荒れ放題となり、近隣の方に迷惑を掛けてしまうので、お墓もまた定期的に見回りに行く必要があるのです。

これからの時代の家と墓

樹木葬第5区画、第6区画

後継者が居ないことが当たり前になつてくる時代にあって、子孫長久の望める一部の人を除いてほとんどの人達は家とお墓について、自分達だけで利用して次の世代に引き継がないことが主流になってきます。

私達日本人にとって家とお墓は子や孫の世代に続くものであり、何時までもあり続けることが理想とされてきました。

しかし今の時代には子や孫がいたとしても引き継ぐものは何もなく、家という概念が無くなりつつあります。

これらの時代、家は自分達だけが暮らすもの、そしてお墓もまた自分達だけで入る或いは家という単位ではなく皆と一緒に入るものという概念ができつつあります。

都会ではある程度の年齢まで持ち家やマンションで暮らし、介護が必要になってくる前に持ち家やマンションを処分してホームやケアハウスに入る人が増えています。

お墓にしても今あるお墓を墓じまいして樹木葬合葬墓改葬し、やがては自分達も入るように準備している人が増えているのです。

タイトルとURLをコピーしました