散骨-やすらか丸

車を買っても自分の車に名前を付ける人はいませんが、船は購入する時、或いは名義変更する時に自分で名前を付けるようになっていて、車で言う所の車検証にあたる船検証には船名が記載されます。

NPO法人やすらか庵の散骨に使う船は古風な名前で「やすらか丸」ですが、大体個人で所有している船は横文字で格好いい名前が付けられるのに対し、商船などは昔ながらの〇〇丸という名前を付けます。

〇〇丸という名前に関しては地名や会社名、人名などが付けられますが、丸の由来については自分の事を「麿」(まろ)と言っていたのが転用された、または城の本丸、一の丸からの転用、または問屋のことを問丸と言い、その問丸の所有する船にも丸を使うようになったなどの諸説がありますが、よく分かりません。

それにしても物に名前を付ければ愛着が湧くものです、物を大切にしようと思ったら名前を付けると良いかもしれません。