自分で散骨

近年は散骨が随分と普及してきましたが、我が国では散骨に関する法律や規則がありませんので、当然罰則や罰金というものも無く、国としても今はその動向を注意深く見ているという状況でありますので、従って波打ち際から或いは防波堤や橋の上から粉骨された遺灰を散布しても、少なくとも法に触れることはありません。

散骨は粉骨して粉状になった遺骨(遺灰)を自然の中で散布することですが、大切なことは散骨が葬送の儀であるということで、本来は亡き人をあの世に送り出す儀式であるということです。

国が散骨に対して静観しているのも、この葬送の問題があるためであり、どんなやり方でもOKだと勘違いしてはいけません。

今問題なのは、遺骨を粉にすれば捨てて来て構わないという考えであり、これが散骨だと言えば合法なのですが、特に業者がこのようなことをすれば、散骨の名を借りた遺骨の不法投棄という立派な犯罪なのです。

高尚な理念を持った自然回帰のための散骨にもなれば、不法投棄にもなり得る散骨が、本来は葬送の儀であるということを認識しないといけません。

自分で散骨するにしても、亡き人を送り出すという基本を大切にしてください。