遺骨の入っていないお墓の墓じまい

後継者が居ないなどの理由で今あるお墓を墓じまいする場合に、ほとんどのお墓の中には遺骨が納められているのですが、墓地を契約して墓石も建てたけれど、まだ誰も入っていないということもあり、こういう場合の墓じまいは、遺骨の改葬をする必要がありませんが、それでも墓石や基礎を全て撤去して更地にして返すということはしなければいけません。

墓地だけ購入して墓石が無い場合には何もしなくて良いですが、表面の土だけ入れ替えたりすることを要求されるかもしれませんし、墓地返還の手続きは必要であり、永代使用料は返って来ないという契約になっているはずです。

新しいお墓が建っていて、誰も入っていないのに墓じまいすることは、あまりにも無駄なことなので、皆が買っているから自分もお墓を買おうとか、お墓が無いともしもの時に困るなどの理由で購入することは止めましょう。

一番大切な事は自分より後にお墓の管理をしてくれる人が居るかどうかなのです。

息子さんが居られたのですが、若くして自分より先に亡くなられたようなことがありますので、必ずしも無駄遣いとは言い切れませんが、先の事を心配し過ぎるあまり、お金の無駄遣いになったり、資源の無駄遣いをするようなことはいけません。