無縁墓

昭和と平成を合わせると100年近くの時間が経過していますが、この100年近くの間に、天皇としては2代、私達は2代或いは3代程度の世代が引き継がれています。

東京の多磨霊園は大正12年創設ですから(大正時代は15年まで)、明治、大正、昭和、平成の世代に生きた人達を受け入れた霊園であり、創設より100年程度の時間が経過する中で、3代程度の世代交代されているはずなのですが、実際には当初にお墓を購入した人達の後継者がいなくなって無縁墓になってしまうような事態が次々と起こってきているのです。

昭和の時代は正味62年間の長きに亘ってありましたので、この時代にお墓を建立した人達の後継者が居なくなって墓じまいということが、今後爆発的に増えてくるのです。

お墓というものは管理料を永遠に払い続けないといけませんし、霊園としても管理料が入らなければ維持管理できないのです。お墓というもののあり方を真剣に考えないといけない時代になってきているのです。