散骨供養

最後に気の毒な亡くなり方をされた方が居られますと、お葬式をしなかったり、立ち会う人がほとんど居なかったりということになります。

また本来は後継者である人が親より先に亡くなるということもあり、しかも突然の事故で亡くなったりしますと、ご本人様の無念の気持ちが残ってしまうことになります。

火葬後の遺骨の引き取り手が居ないような場合、或いは後継者だった人が突然の事故で亡くなったような場合にも散骨を頼まれることがありますが、亡き人の魂を鎮めて差し上げることと、迷わぬように天に送り届けることをしなければいけません。

こういう時には読経供養が有効であり、宗教が必要な部分でもあります。

私は高野山真言宗やすらか庵の僧侶をしていますので、読経を伴った散骨供養で亡き人の供養になればお役に立てたと思いますし、場合によっては遺品のお焚き上げ供養などで亡き人の元にお気持ちを届けて差し上げることが出来ればと思っております。

亡き人が今何を必要としているのか、そして今どうすれば良いのかを皆様にお知らせするのが私の仕事だと思っております。

どのような形であれ、亡き人をお送りするということはこの世に居る人が行うものであり、可能な限り気持ちの籠った精一杯のことをして差し上げますと、必ず亡き人に伝わるものでございます。