お墓の処分
お墓参りが出来なくなった、継承者がいないなどの理由でそのままにしておくと確実に無縁仏になってしまいますので、お墓を処分することになります。
お墓の石は再利用出来ません
百年以上も前の昔の時代のことですが、お墓の石でまだ使えるものは削り直して使っていたそうです。
長い年月雨風に晒された石でも表面を削れば綺麗な面が出てくるのです。
お墓のリサイクルということで限りある資源を有効に使うという意味では大変に素晴らしい事であり、地球環境にも優しい方法だったのです。
しかし今の時代は経済主義で物の豊かさが生活水準の高さを表していますので、古い物は捨てて新しい物をどんどん買い続けることが美徳になってしまいましたが、このような価値観が続くことにより地球環境に異変が起こっていて温暖化の影響は甚大なる災害を起こすようになり、結局は自分達の生活に跳ね返ってくることを多くの人が感じているのです。
しかしながら墓石は亡き人の霊が降りてくる依り代であり、新規に作った時には開眼供養をして魂を入れ、使われなくなった墓石は閉眼供養をして魂を抜くのですが、一度礼拝の対象として手を合わせた石は再利用されることを敬遠されてしまいます。
粉砕されます
ほとんどの墓石は墓じまいで撤去された後には粉砕されて道路の施設材として使われるか埋め立て最終処分されてしまいます。
墓石は一度魂を入れたという特別な経歴を持ちますし、昔から人が踏みつけるような再利用をした結果、病気や怪我をしたという話がたくさん残っているからです。
お墓の処分は
砕石される石の中でも墓石は、特に先祖から受け継いできたお墓の場合には、ご先祖様に申し訳ない気持ちでとても心苦しいものです。
しかし無縁仏になってしまうよりは思い切ってお墓を処分する勇気も必要で、ご先祖様に与えられた命を大切に全うすれば、ご先祖様があなたを恨むようなことは決してありません。
お墓を処分するには霊園の管理事務所に処分の申請をして受理されれば僧侶に読経してもらい、遺骨をお墓から出してから、石材店に撤去してもらい、更地に戻してもらいます。
霊園からお金が戻ってくることはありませんし、撤去の費用が結構かかることがありますので、石材店に関しては数社から見積もりを取ります。
やすらか庵では低料金で墓じまいも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
まだまだありますお墓に関する質疑応答
