散骨業者とは

散骨業者のイラスト

散骨業者とは海の散骨山の散骨を斡旋または自社で実施する設備や土地建物、船舶などを持ち、粉骨遺骨の加工などもする専門業者のことです。

散骨業者の実態

散骨が我が国の葬送の歴史の中で一般的に利用されるようになったのはつい最近のことであり、我が国の人口が減少のカーブを描き始めて少子高齢化核家族化の問題が増えるようになってからのことです。

散骨という自然葬は古くから知られていましたし、ある意味明治時代頃まで一般的に行われていた土葬が土に還る自然葬であることから、人は死して自然に還るものという観念は受け入れやすいのです。

今から30年ほど前までは散骨と言えば自然を愛した有名芸能人の遺骨を大型クルーザーで外洋に出て散骨するようなイメージであり、散骨業者の参入ははほとんどありませんでしたが、我が国の人口減少に伴う後継者不在の世帯が増え続け、お墓の管理が出来なくなっての墓じまいや散骨が増えてから新規の業者が続々と参入したのです。

散骨は新しい葬送の方法であり急激に需要が高まったことから、葬儀社が新規事業として参入することもあれば、散骨が許認可制や届け出制ではなかったことから全く葬祭には関係の無い業者や個人事業としての参入が続出した結果として悪徳散骨業者が数多く存在するのです。

散骨業者を選ぶには

インターネットで検索すると散骨業者はたくさんありますが、ホームページだけの情報ではちゃんとやっているかどうか分からないことがあります。

例えば海の散骨では船の写真が載ってなかったり、クルーザーと書いてあっても漁船タイプのものだったりすることがあります。

また、記載している金額だけでは散骨出来なかったり、○○円~というような曖昧な記載であったりすることがありますので、注意が必要です。

外洋の散骨では定期航路のフェリーを利用した散骨もあるようですが、船の会社に了承を得てやっているかどうかは確認してください。

また、小さな子供や車椅子の方がおられる場合には、参加可能か、そして乗り降りのサポートがあるかも聞いておきましょう。

そして悪天候の時の対応方法についても聞いておく必要があります。

トラブルが多いので要注意

他の散骨業者をキャンセルしてやすらか庵に依頼された方がおっしゃっていましたが、お遺骨を引き取りに来られた人がアルバイトの人のようで、前金で○○円です、毎度あり~みたいな感じでとても不愉快な思いをしたようで、お遺骨を渡す気にならなかったそうです。

散骨を頼む前に必ず電話で料金の確認が必要で、別料金がかからないか、そして支払い方法についても聞いておきましょう。

お墓の中に納骨していたお遺骨や、2体以上の散骨を依頼する場合には追加料金がいくらになるかも大切です。

業者の方が自宅に来るような場合にはスタッフや代表者であるか、そして名前も聞いておきましょう。

また、業者の所在地が明記されているか、会社として存在しているか、会社の写真があるかも大切な要素です。

自分で散骨する場合

なるべくお金をかけずに散骨したいなどの理由で、ご自分で散骨する場合には散骨業者を利用しないことになりますが、粉骨だけは頼むことが多く、やすらか庵でも粉骨だけ依頼して、粉骨が済んだらすぐに散骨に向かうという方もおられます。


まだまだあります散骨に関するお役立ち情報エンター