粉骨した遺骨を持って国内線の航空機に乗るには

遺骨-手荷物

粉骨した遺骨を持って国内線の航空機に乗るには手荷物として搭乗すれば問題ありません。

遺骨は手荷物としてOK

女性の説明イラスト

国内線の航空機に関しては冠婚葬祭の慣例上、遺骨を持って国内を移動することは社会通例となっており、全ての航空会社で遺骨を手荷物として正式に認めていますので、何の問題も無く遺骨を手荷物として搭乗できます。

しかしながら機内には幸せいっぱいのハネムーンに向かう新婚さんもいれば、霊的なものを感じやすい体質の方もおられますし、遺骨に対して不快な思いをされる方もおられることでしょうから、可能な限り風呂敷で包んだり、紙袋に入れたりして、それが遺骨だと分からないようにする配慮だけはしてください。

粉骨証明書について

英文の粉骨証明

骨箱に入った遺骨は誰もが見慣れていますのでそれが遺骨だと分かりますが、散骨などの目的で粉骨した遺骨は水溶性袋やチャック付ビニール袋などに入れてあったりと様々な荷姿をしているでしょうし、粉状になっていることから検査の対象になる可能性があります。

万一検査の対象となるような場合に備えて、埋葬許可証だけは忘れずに持参してください。

心配でしたら、可能であれば業者の出したもので構いませんから「粉骨証明書」があればより安心です。

海の散骨山の散骨などのために粉骨された遺骨を持って国内線に乗る場合には、埋葬許可証と粉骨証明書があれば安心です。

墓じまいをして改葬のためにお墓から取り出した遺骨は乾燥(再火葬)すれば粉骨可能になります。

いずれにせよ遺骨を持っての国内線の搭乗に際しては何か問題があったということは聞いておりませんので、心配することはありませんが、低価格で雑な業者に頼みますと、骨壺の中に入っていた様々な金属片などが混入していたら、大きな問題となりますので、くれぐれも激安を謳い文句にした怪しい業者には頼まないことです。


まだまだあります粉骨に関する質疑応答エンター