手作業の粉骨

巷の業者の粉骨は電動のミルサーを使っていますが、1分間に2~3万回転という高速回転する回転刃であっという間に遺骨のみならず、様々な不純物が混ざっていても何もかも粉にしてしまいます。

カップの中に遺骨を入れて蓋をして、スイッチを入れれば誰がやっても同じこと、こんなことでプロだと言っている業者には安心して任せられません。

NPO法人やすらか庵では遺骨の粉骨は機械ですれば楽なことは分かっていますが、敢えて楽な方法は取りません、手作業の粉骨です、少し苦労をしますが時間をかけて行います、それは亡き人の身になって考えればすぐに分かることだからです。

人間の体というものは本来、長い時間をかけて土に自然に還っていくものです、それをこちらの都合で短縮させて頂くのですから、丁寧にお断りして、時間をかけて手作業で行うしか無いのです。