再火葬とは
再火葬とは一度火葬された焼骨や土葬で埋葬された遺骨を火葬すること。
再火葬が必要な時
遺骨の再火葬が必要なのは土葬の遺骨を骨壺に入れて納骨する予定がある時、或いは墓じまいして納骨室から取り出した遺骨を散骨や樹木葬する時です。
土葬の遺骨
土葬のお墓を墓じまいしたり改葬する時には更地にする必要がありますので、墓石やコンクリートなどの撤去はもちろんのこと、墓地の下の埋葬されたであろう地下を約2メートル程掘ってみて、遺骨が出てきたら綺麗に集めて取り除き、埋め戻すか新しい土を入れて更地にする必要があります。
亡き人の土葬された遺体は長い時間の経過と共に土に還っていくのですが、土の酸性度、アルカリ度や土質によって土に還っていくスピードが違います。
関東では江戸時代に埋葬されて3百年ほど経過していても遺骨が出ることがありますので、土葬のお墓の下には遺骨があると思って間違いありません。
火葬された焼骨は水分が抜けて軽くなり、火葬時の熱で縮んだり割れたりしていますので骨壺に入れて持ち帰ることが出来ますが、土葬の遺骨は縮むようなことがありませんし、水分をかなり含んでいますので、集めると45リットル袋に一杯ということもありますので、再火葬すればかなり量が少なくなり、一般的な骨壺に入るようになります。
墓じまいで散骨の遺骨
墓じまいして散骨する場合にはカロートから取り出した遺骨を乾燥または再火葬する必要があります。
お墓のカロートの中に安置されていた遺骨は湿気が多く、骨壺の中が水浸しになっていることもあり、散骨や樹木葬を利用する場合には遺骨の粉骨が必要になるために再火葬するのです。
再火葬の手続き
遺骨を再火葬するには管轄の火葬場に持込む必要があり、その時に埋葬証明書が必要になりますので、紛失している場合には再発行したものを提出します。
火葬場は葬儀で予約された人の火葬を優先させますので、午後の最終受付の時間は比較的空いていることが多いので、予め電話で予約しておきます。
NPO法人やすらか庵での再火葬
NPO法人やすらか庵には再火葬用の炉がありますので、再火葬が可能です。
但し遺骨の乾燥という扱いですので火葬証明書は出ません。
散骨や樹木葬で乾燥、再火葬が必要な時にはどうぞ御利用下さいませ。