免許返納とは
免許返納とは高齢のためなどの理由で運転免許証を自主的に返納することです。
車でお墓参り
お盆になりますといつものことではありますが、大きな霊園の周辺では大渋滞となって、今やお墓参りに行くにしても渋滞を覚悟して行かなければいけない時代なのですが、それでも待ってさえいればお墓のすぐ近くまで車で行けるのですから、便利な世の中です。
都会のお墓は駐車場完備でお墓のすぐ傍まで車で行くことが出来れば最高の条件で、車に家族とお墓掃除やお墓参りの道具一式を乗せて行ければ実にスマートにお墓参りが出来るのです。
車の必要性
現代は車社会ですから郊外の一軒家に住む方にとって車は必需品で、買い物やレジャーに、更にお墓参りまでも車で便利に行けるのですから、車無しの生活なんて考えられません。
駅近のマンションに住めば車が不要でも困ることはありませんが、それでもあれば便利なのが車で、買い物やレジャー、仕事にと、無くてはならない存在なのです。
電車やバスを利用してお墓参りに行っている人でも駅から墓地までが遠かったり、バスの本数が少なかったりで、意外と不便を感じるもので、こういう時に車があれば便利なのにと思うのです。
高齢者社会
しかし少子高齢化の進行に伴う高齢化社会は、高齢者夫婦だけの世帯や高齢者のお一人様の世帯を大量に生み出し、生活のためにやむを得ないからと車の運転をされておられる方はたくさんおられますが、テレビのニュースで高齢者の運転ミスによる事故の映像を見る度に、もうそろそろ免許を返納する時期かなと思っておられる方は少なくないと思います。
高齢者による事故の要因としては
- 視聴覚の機能低下
- 判断機能の低下
- 運動機能の低下
- 操作ミス
- 緊急時の対応ミス
- 思考力の低下
- 思い込み
などで、アクセルとブレーキの踏み間違い、高速道路の逆走などによる重大事故に繋がってしまいます。
車庫入れがうまく出来なくなったり、線の中に停めたつもりでもはみ出したり曲がっていたりは免許返納の時期が迫っている証です。
或いはいつも車のカギを探していたり、駐車場に止めた自分の車の場所が分からなくなった場合も免許返納の時期が迫っている証です。
当たり前のことを忘れてしまうことは重大な判断ミスに繋がり、頭で思っていることと体との連携がうまくいかなければ重大な運転ミスに繋がる可能性があるのです。
しかしいざ免許を返納してみますと車の管理や運転によるストレスから解放されて実にスッキリしますが、真夏のお墓参りなどは電車とバス、タクシーなどを利用しても荷物を持ったり歩いたりは大変なことなのです。
免許返納して困ること
免許を返納されてお墓参りが苦痛になった方、困難になった方は、跡継ぎの方が居られなければ墓じまいを真剣に検討しないと、万一自分がダメになってしまったら、ご先祖様を無縁仏にしてしまう事態だけは避けたいもので御座います。
そしてお墓のことはもちろんですが、お墓の中に眠っているご先祖様をどうするかという大切な問題がありますので、樹木葬、やすらか庵の散骨供養などを検討してみて下さい。