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墓じまいの費用
墓じまいには多額の費用が必要になりますので、ある程度計画的に行わないと費用が工面出来なくなってしまいます。
墓じまいの適切な年齢
後継者が居ないなどの理由で墓じまいの必要性が決定している場合には、年齢的に何時頃が適切かという問題で悩むことになりますが、皆様には70を過ぎたらもう実行しないといけないと常々申して居ります。
墓じまいは時間と費用の両方が掛かることですから、70歳を過ぎてからの10年間の間に済ませておかないと、80歳になったら体力的にも動くのが困難になるかもしれません。
60歳の還暦を過ぎてからの10年間で体力的な衰えを感じる人は多いと思いますが、それでも70歳ならばまだ何とかなるものですが、80歳になりますともう人生の終末期ですから、何か大きなことをしようと思っても出来なくなってしまうかもしれません。
70歳になった時点で実行に移すのが理想です。
墓じまいの費用は貯めておくこと
墓じまいにはまとまった数十万円の費用が必要で、大きいお墓や難所にあるお墓の場合は百万円を超えるようなこともありますから、予め業者から見積りを取って必要な費用を調べた上で、計画的に貯めておく必要があります。
補助金があるなら使えるうちに
公営の霊園で墓じまいの補助金がある場合には補助金がなくなり次第終了ということもありますので、こういう場合には早めに墓じまいしておかないと、補助金が無くなってしまえば使えませんので、実に勿体ないことになります。
たとえば千葉県市川市霊園では墓じまいの補助金制度がありますが、補助金の予算が限られていて、無くなり次第終了ということになっています。
一例として第一種普通墓地4.0平方メートルで24万円の補助金が出ますので、この補助金は使えるか使えないかで金額的に大きな違いが出てきます。
今墓じまいにお金を使うべきか
今墓じまいにお金を使うかどうかは予算と懐事情によって決まってきます。
お金の使い方の優先度
新型コロナの産業に対する影響は計り知れないものがあり、これから解雇、倒産の嵐が吹き荒れることを思えば何か物を買っている場合ではないのであって、お金の使い方としては生きていくのに最低限必要なものだけにしないといけないという防衛的な考え方にならざるを得ません。
先行きの見えない不透明感の中ではどうしても家の中に閉じこもって財布のひもを締めて耐え続けるしか無いのです。
墓じまいというものはたとえば自動車を買ったら通勤に使ったり買い物に行ったりなどですぐにでも役に立つことが目に見えて分かりますが、墓じまいということはお墓が無くなってしまうだけのことであり、目に見えて何かが便利になったり役に立ったりする訳ではありませんので、目に見えての効果が薄いからどうしても後回しになってしまうのです。
しかしながら御先祖様のお墓を無縁にしてしまったら大変に申し訳なく、私達の日常の生活は常に御先祖様に守って頂いていることを思えば後回しにすることは出来ません。
悩んでいる方へ
お墓のことや亡き人の供養のことなどでお困り、お悩みの方はどうぞお気軽にご相談下さいませ。
墓じまいは場合によっては補助金を受けられるかもしれません。
何時かしなければいけないことであれば、少し早めに済ませて、肩の荷を下ろしてしまえば、残りの人生が有意義に使えるということもあります。
代表は僧侶をしておりますので、こういう時の供養の仕方も心得ております。