墓じまいの前に納骨とは
墓じまいとはお墓を片付けて更地にし、遺骨を他の場所に改葬することですが、墓じまいの時に遺骨を取り出すのですから、墓じまいが決まっているのなら新たに遺骨を納骨する必要は無いと考えるのが一般的です。
納骨しない理由
後継者が居ないなどの理由で墓じまいすることが決まっている場合には、墓じまいの時に遺骨を取り出すのだから、わざわざわざわざ手間をかけてまでお墓に入れる必要は無いというのは合理的な考えです。
更には嫁姑の関係が悪かったなどの理由で絶対にあの墓には入りたくないという遺言のために納骨しないということもあります。
新たに亡くなった人の遺骨が家にある場合、仏教的には四十九日の法事が済んだら遺骨をお墓まで持って行き納骨します。
納骨と言いましても前準備としては、事前に霊園に納骨の手続きをし、納骨当日には石材店と僧侶の手配、そして四十九日の法事の準備と参加者への連絡などが必要なのです。
仏教形式でなくとも納骨には霊園の手続きや石材店の手配、参加者への連絡などをしなくてはいけませんから、納骨とは大変に手間が掛かるものなのです。
納骨する理由
墓じまいすることが決まっているのだが、故人が現在のお墓に愛着のある人だったなどの理由で一旦納骨して差し上げるということがあります。
夫婦で買ったお墓に先に夫が入り、やがて妻が亡くなって遺骨が家にあるけれど、後継者が居ないので墓じまいして散骨することにしたので、今あるお墓にしばらく夫婦仲良く入ってもらおうという心遣いで納骨するということもあります。
せっかく作ったお墓だから、たとえ短い期間だけでも一緒に居させてあげようという心遣いがあれば、納骨の手間などは苦にならないはずです。
ほんの少しの納骨なら、墓じまいで取り出す時に却って可哀そうではないかという考えもありますので、最終的には亡き人の気持ちや思いを最優先させるということに尽きると思います。
亡き人の気持ちというものは分かりにくいものですが、亡き人に対する思いは一人一人違いますし、こういう大切な事は皆で話し合って決めるようにしましょう。
決めきれない時には
いくら考えてみても決めきれないということは良くあることです。
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