お墓の中の環境

お墓の中

あの世の世界での快適な暮らしを願ったお墓ですが、実際は地下のカロートの中は暗くて蒸し暑く、ムカデやナメクジなどの住処になっていて、決して快適な環境ではありません。

湿度が高い

骨壺-水浸し

墓じまいにて…お墓の中の骨壺は上の写真のように長い年月の間にこんなに水がたまって水浸しです。死後の世界の安住を目指してお墓に「幸せ」とか「安らぎ」などと書いていても骨壷の中身はこのような状態です。もちろんすぐに水抜きいたしました。

泳ぎが苦手だから海の散骨なんて絶対に嫌だと言っていた人でも骨壺の中で溺れています。

真っ暗闇

カロートの中

お墓のカロートは石とコンクリートで密閉されていますから、中は当然真っ暗闇であり、太陽の光が差し込むことはありません。

死後の世界のことですから、暗闇なのは当たり前ですが、闇の中こそ霊の住処になるのかもしれません。

陰湿を好む虫ばかり

ムカデのイラスト

お墓のカロートの中の環境は暗くて湿度が高いことから、そういった環境を好む虫の住処になっていて

  • ムカデ
  • ナメクジ
  • ゲジゲジ虫

などが住んでいます。

特にムカデは巨大で体の色が真っ黒、足が赤くていかにも強い毒がありそうで、刺されたら大変なことになります。

カロートにむ少しでも隙間があると大量の蜂が入り込み蜂の巣が出来ていることもあれば、アリの巣状態になっていることもあります。

本来の埋葬とは

土葬のお墓

お墓は本来は故人の亡骸を時間をかけて土に還す所であり、土葬の時代にはそれが実現できていました。

埋葬が本来の姿

埋葬のイラスト

埋葬とは本来は火葬していない肉体を土の中に埋めて長い年月をかけて土に還っていく葬送の在り方です。

土葬は理想の自然葬で文字通りの埋葬でしたが、昭和の初めの頃に火葬に代わっていくと共にほとんど見かけることが無くなり、現在では火葬後の焼骨を入れた骨壺をお墓のカロートの中に安置することを便宜上埋葬と言っているのは現実には埋葬ではありません。

骨壺が土の中に埋められているのではなく、コンクリートの部屋の中に安置しているだけですから、永遠に土に還ることは無いのです。

お墓から骨壺を出したら必ず水抜きをするなんて常識を作り出す前に、こういう納骨の仕方を改めませんか?

永遠に土に還ることのない納骨を埋葬と呼ぶこと自体おかしな話です。納骨室の中にただ並べてあるだけです。

埋葬とは土の中に遺骨を埋めることであり、それが出来る場所がお墓なのです。