埋葬とは

昭和の時代の事ですが、私の子供の頃には犬は外で飼うもので、餌は今時のような高級なペットフードではなくて、ご飯やおかずの残り物をアルミの鍋に入れて炊いたものをそのまま犬小屋の前に置いていたものです。

犬の役割は「泥棒除け」であり、良く吠える事により泥棒が近づかなければ良いので、どこの家の玄関先にも良く吠える犬がいて、どこかの犬が吠えだしたらそれに連動して一斉に近所中の犬が吠えるのですが、そういう音に慣れているからでしょうか、不思議とうるさいとは思わなかったものです。

子供の頃に家で飼っていた「シロ」という雑種犬は雪の日にソリを引かせて一緒に遊んだ記憶がありますが、シロが死んだときには庭のどこかに穴を掘って埋葬し、カマボコ板にシロと書いていました。

穴を掘って埋めることが埋葬なのですが、今どきは陶器の骨壺に入れたお遺骨をコンクリートのカロートの中に安置することを埋葬と言っており、そんな馬鹿げた行為のために役所が「埋葬許可証」なるものを発行しているので、墓じまいして埋葬行為ではない散骨に変更できないこともあり、陶器に入ったままの遺骨は土に還ることも許されないのです。

お墓がこんなことになってしまったのは、土葬が火葬に変わった時に法律だけは土葬の法律になっているからですが、これは根本的に何とかしないといけない問題ですが、お墓の在り方と法律の両方を見直す必要があるのです。