お墓の名義変更

お墓の権利を持った使用者が亡くなったり、墓地を譲渡するような場合には新しい使用者が霊園の管理事務所に行ってお墓の名義を変更をする必要があります。

お墓の名義変更が必要な時としては

このような時に名義変更が必要になります。

お墓の使用者が死亡した場合などに名義変更しないでいると、使用者の了解が得られなくなりますので、新たな遺骨の納骨やお墓の改葬手続き、墓じまいの手続きなどが出来なくなります。

お墓の使用者が死亡して故人のカードや通帳の使用を停止した時に、お墓の年間管理費の支払いが自動引き落としになっていると支払いが止まってしまいますので、霊園の管理事務所から家族や親族に支払いの催促が来ますが、そのまま放置していますと墓地は強制撤去され、遺骨は無縁墓地に入れられてしまいます。

お墓の名義変更は死亡者の遺品整理などの事後手続きの時にしておけば安心です。

お墓の名義変更の仕方

お墓の名義変更は誰がどのようにしたら良いのでしょうか、その仕方について説明します

お墓の継承者は法律上誰が継承しても構わないことになっていますが、霊園によっては三親等以内の人、もしくは親族という指定がされている時にはそれに従います。

三親等とは親から数えて三つの親戚関係の事で、直系家族や兄弟姉妹、その子供や叔父叔母などが含まれます。

お墓の名義変更は霊園の管理事務所に新たな継承者が出向いて手続します。

その際に必要な書類は予め管理事務所に聞いておきましょう。

次の書類が必要になることがあります

お墓の名義変更が済んだらお墓に参っていた親族や友人などに連絡しておきましょう。

お墓は亡き人が眠る場所であり、亡き人を祭祀する場所でもありますから、まずは自分が墓地の使用人になった旨の報告をするのが亡き人に対する礼儀でもあります。

故人に対しては日頃の守護に対する感謝の気持ちと今後の守護をお願い致しましょう。

親族同士のお付き合いというものは何か変化があった時に気軽に連絡するものであり、お互いに助けたり助けられたりするものです。

家族の者が増えたり入学、進学、就職、結婚などの時にはいち早くお知らせし、病気や死別、お墓の建立や墓じまいの時にもお知らせします。

親からお墓の権利を名義変更した時にもお知らせしておきましょう。