読経とは
読経とは経典を読むことで、僧侶が読経する場合には仏法を説くことによってその功徳を死者や儀式の参列者に振り向ける目的があります。
僧侶が読経する場所
僧侶は毎日の勤行として寺院で読経することが日課になっていますが、その他に法事の目的で檀家の家で読経したり、斎場でのお葬式で、或いは納骨式のために墓前で読経することもあります。
法事で読経
法事とは死者の供養のために一周忌や三回忌などの決められた節目の時に親族が集まって僧侶に読経してもらう儀式の事です。
法事はお寺の檀家の家に出かけて読経することもあれば、葬儀社のホールを借りて参加者が集い、僧侶に読経してもらうこともあり、上げ法事と言ってお寺で行う法事では本堂や供養殿などに参加者が上がり、僧侶が供養の読経をします。
葬儀で読経
葬儀式場で亡き人の葬儀をする場合には通夜、告別式などの儀式の時に僧侶に読経してもらいます。
葬儀の時には参列者の目の前に亡き人の棺があり、僧侶は死者に対してあの世の世界に迷うことなく行ける様、引導を渡す所作も行います。
墓前で読経
お墓を新しく建立した時には僧侶が開眼供養と言ってお墓に魂を入れる儀式を行い読経します。
お墓の中に死者の焼骨を入れた骨壺を納骨する時には僧侶が読経供養します。
後継者が居ないなどの理由でお墓を墓じまいする時には僧侶が閉眼供養します。
その他で僧侶が読経する場所
その他に僧侶が読経する例として
- 地鎮祭
- 結婚式
- 仏壇の開眼、閉眼供養
- 家や事故現場のお祓い
- 戦没者の供養
などがあります。