2024年は甲辰

墓じまいで合葬墓

2024年は甲辰(きのえたつ)で飛躍、成長の年になりますが、世界的な混乱の影響を受けて厳しい一年になりそうですが、このような時に墓じまいをするべきか悩んでしまいます。

衝撃的な正月

津波のイラスト

お目出度いはずの正月元日から能登半島地震のニュースが流れ続け、2日は羽田空港の航空機事故と続きましたが、未だに地震の余震が続く中で安否不明の方が居られますことはとても辛い事であり、犠牲者の方のご冥福をお祈り申し上げると共に、平穏な日々が戻ってくることを願うばかりです。

被災者の方の中には何もかも失ってしまって新しい場所に移り住むことを検討されている方も多いと思います。

家屋敷は更地にして引っ越ししても気になるのは残されたお墓であり、お墓参りが出来ない程遠方に移り住んだ場合には御先祖様に対して申し訳ない気持ちを持ち続けることになります。

後継者が居ない

彼岸のお墓参り

我が国の人口と出生率は減り続け、高齢者の割合が増え続けていることから、少子高齢化のスピードは増すばかりで、今や先進国としてではなく後進国の仲間入りをしているという事実を直視するべきです。

私の子供の頃はどの家庭も子供がたくさん居て、兄弟が家の前でキャッチボールをしたり縄跳びをしたりで町全体に子供の賑やかな声が響いていた時代でしたので、若い人達が希望を持ってこれからの日本を作っていくと言う希望を持ったことが、国の成長の原動力となりました。

今の時代、若い人が結婚しない、結婚しても子供が居ない、子供が居ても一人だけということで出生率は下がり続けているのですから、若い人が少なくなり、高齢者ばかりの国になっているのです。

家族の構成人員が少ないことから、住む家はマンションで充分、お墓も不要という人がますます増えていきます。

困難な時代

家族

今の時代は世界的に戦争や紛争の影響、そして災害と未知の疫病の流行などが重なって、その影響は普段の私達の生活にまで及び、苦しい生活が続いています。

生活苦に伴う犯罪率が増加することにより、家庭の中での日々の安心という当たり前のことが遠ざかっているのです。

たとえどのような時代になろうとも、心だけは豊かで温かくそして明るくありたいものです。

墓じまいの相談は

消えゆく家紋

墓じまいは家紋や家系を終わらせてしまうという罪悪感を感じる人も居るのですが、後継者のいない方にとってはやむを得ない選択肢であり、大切な御先祖様を無縁仏にしないための責任ある方法なのです。

これからの時代ますます墓じまいが増えていきますが、ある意味しっかりとした信念と亡き人に対する感謝の念を持ち、綺麗に片付けることをすれば必ず亡き人達に喜んで頂ける結果になるのです。

私は僧侶をしており、墓じまいの施工にも携わっていますので、墓じまいの事でお困りの場合にはどうぞご相談下さいませ。