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生活保護と墓じまい
生活保護を受けておられる方にとって、自分の生活だけでも精一杯で、貯金が出来ない仕組みですので。まとまったお金を工面することは到底出来ませんが、何とかならないものでしょうか。
後継者が居ない方が圧倒的に多い
生活保護受給者の方は単身で暮らしている方が多く、しかも後継者が居ない、縁故者も殆ど居ないなどの状況ではお墓があっても却って負担になるだけで、しかもこのままではご先祖様を無縁にしてしまうので、それだけは避けたいと思っていても、どうにもならないのが現状です。
無縁仏になってしまう
今あるお墓に対して、このままの状態でもし自分に万一のことがあれば確実に無縁になってしまうのであれば、なるべく早めに何とかしたいものです。
ご先祖様を放ったらかしにしてあの世に行くというのは、どうも行きにくいものですから、出来るだけの事はやってみましょう。
いろんな手を打ってもどうにもならなかった時にはご先祖様もきっと分かって下さいます。
墓じまいの補助金を出してくれる
市川市営霊園では「一般墓地返還促進事業」として墓地を返還する人に対して補助金を支給しています。
第一種普通墓地4㎡で24万円、第二種普通墓地6㎡で29万円、第三種普通墓地12㎡で44万円、などと決まっていて、この金額はかなり大きい金額であり、墓じまいの費用のほとんどを賄える位の費用です。
墓地が不足している自治体ではこのような形で墓地返還を促して、新しい区画として再販しています。
特に広い面積の12㎡で44万円は大きな金額ですが、返還された墓地は小さな区画に再整備されてから再販されますので、使用者にとっても市にとってもメリットが大きいのです。
このように自治体によっては霊園が満杯状態で霊園の新規開設が困難な状況ですので、墓地を返還してくれることはとても有難いことなのです。
こういった状況を把握した上で行政と交渉すればうまくいきやすいです。
市民課と直接交渉
後継者がいない墓地はやがて、ご先祖様が確実に無縁仏になってしまい、お墓に草木が生えて周りの方にも迷惑をかけてしまいますし、霊園事務所や行政にも確実に迷惑をかけてしまいます。
墓じまいしようと思っても、まとまったお金がないと出来ないことなのです。
こういう場合には、なるべく早めに霊園事務所や行政に相談しましょう。
千葉市内で公営霊園(平和公園)を利用されていた生活保護受給者の方の墓じまいでは、市役所の市民課と交渉して補助金を受けることが出来ました。
自己負担金がほとんど無い墓じまいも可能ですので、決して諦めないでください。
ご先祖様を無縁にしてしまうことだけは避けたいものです。
但し、特例的に受けた補助金ですので、必ずしも受けられるかどうかは分かりませんし、公営の霊園だからこそ可能なことかもしれません。
公営の霊園では、このままにしておくと、行政の立場でも困ることが目に見えていますので、交渉すれば、うまくいくのではないでしょうか。
NPO法人やすらか庵でも可能な限りの交渉をしてみますので、お気軽にご相談くださいませ。
墓じまいの質疑応答生活保護を受けているので墓じまいのお金が無い
も参考にしてくださいませ。
身体が動く人でしたら何とかして差し上げます
自分で時間を掛けて墓を片付けると言う選択肢があっても良いかもしれません。
昔からの慣習で家の裏にお墓があるなどの場合に限ります。
一般的なお墓の墓じまいでは思わぬ事故の原因になりますのでお手伝いはお断りしています。
一歩間違えば大怪我、死亡ということがあるからです。
公営霊園、民間霊園などの施工業者の届け出を出す所ではいけません、私が責任を取れないからです。
自分が生きている間に何とかしたい、お金が無いけれど身体だけはまだ動くから、安くするためなら自分で出来る事は自分でする、という明確な意思がおありの方なら何とかして差し上げます。
時間のある人でしたら、石をとにかく自分で持てる大きさまで割るのです。
割るのに必要な道具類はお貸しいたします。
自分で持てる大きさまで現地で割って、クレーンが横付けできる所まで運んで下されば良いのです。
地下のコンクリート部分撤去の道具もお貸し致します。
1か月位通えば綺麗に無くなるのではないかと思います。
石材の道具は消耗品ばかりですので負担して頂き、石材やコンクリートの処分費用が掛かることもご了承下さいませ。
無料でといきたい所ですが、NPO法人と言えど国からの補助金が全く無しの分野で頑張っていますことをご了承くださいませ。
私も今までに数え切れないほどの怪我をして、こういった作業の恐ろしいことは良く分かっていますが、あくまでも自己責任でお願い致します。
ご先祖様を無縁にしては申し訳ない、何とかしたいと思っておられる方はどうぞご相談下さいませ。
電話相談043-228-1480