手作りの御地蔵様です

亡き人に喜んでもらおうと思ったら自ら体を使い、手作りでおもてなしをするのが最高の方法です。
僧としては仏法を説く読経供養が亡き人に対して魂を浄化する作用がありますので、読経供養だけしていれば良いのですが、私はモノ作りが好きなので亡き人達の供養として自分の出来ることで様々な取り組みをさせて頂いて居ります。
茨城県稲敷郡美浦村郷中2580如来寺様の御協力の元で3万円の合葬墓、5万円の樹木葬、地蔵葬を設置させて頂いて居りますが、ほとんどの物が私共の手作りなのは、利用される方の料金を安くすることはもちろんですが、汗を流し体を使って手作りすることで亡き人達に喜んで頂くためなのです。

分割式の石膏型も私の手作りですが、石膏型を作るためには最初に油粘土でお地蔵様の原型を作ることから始めたのですから、相当なる時間と手間暇が掛かって居ります。
4つの石膏型の内側に粘土を張り付けて指で強く押し、1cm位の厚みを持たせて隙間なく貼り付けてから4つの石膏型を組み合わせてゴムひもで縛り、接着面を補強して一晩放置しますと石膏型が粘土の水分を吸って粘土型が収縮して離れやすくなっている状態になったら石膏型を剥がして粘土型の形を整えながらゆっくりと乾燥させます。
石膏型を外した後の修正に結構手間が掛かりますので、特に顔の表情などは一体一体違った表情のお地蔵様となるのです。
私は陶芸の経験など全く無しの初心者ですので、いろいろ調べはしましたが、試行錯誤が激しいにも関わらず、いろんな方から気に入って頂けるようなお地蔵様を作る機会を与えて頂いたことはとても有難い御縁だと思って居ります。
