葬送とは

葬送の儀とは亡き人をあの世にお送りする事であり、葬式は葬送の儀なのですが、散骨も葬送の儀です。

人は亡くなった瞬間に魂が肉体から離れていきますし、自分の置かれている状況に気が付くまでにかなりの時間を要しますので、その間に魂が迷ってしまわないようにと、位牌を作って魂の依り代にしたり、亡き人に語り掛けたりするのですが、葬儀は亡き人に今置かれている状況を説いて、死んでしまっていることを理解してもらい、もうこの世には戻れない事、肉体は荼毘に付されること、そしてこれから死後の世界に向かっていくことを説いているのが葬儀なのです。

葬儀は単に僧侶が来て読経しているだけではありません、何のための儀式か分かっていない僧侶も確かに居ますが、それでも決められた作法だけは行っています。

散骨は四十九日の納骨の代わりとして行われるべきで、お墓では無くて大自然への納骨だと思えば良いのですが、一部の業者が行っている「2万円以下の激安散骨」や「簡単送骨のお手軽散骨」などは遺骨の処分として行っていますので、とにかく安い料金で遺骨が無くなってくれたらそれで良い、迷惑ばかり掛けた人だから遺骨なんて不要、という方には最適でしょうけれど、業者なんてどうせ大して変わりは無いからと簡単に選んでしまったら、大切な方が迷ってしまう結果になるのです。

海のチャーター即日散骨は粉骨、散骨全て立会で5名様まで参加出来て10万円

NPO法人やすらか庵の散骨は僧侶である私がしております。

ご希望の方には無料で私が読経致しますので、直葬などの簡単な葬儀にしてしまった、亡き人に対して何か足りなかったような気がする、などの方の御利用がとても多く、手厚い供養の内容に皆さんとても感激されますが、亡き人が迷わないように、そして生きている人が希望を持って生きて行けるようにとの思いのみでしているのです。

最近は僧侶の読経付なんていうCMをよく見かけますが、僧侶でなくても読経できる人はいくらでもいますし、本当に命がけで亡き人を送る気があるのか、という事だけが気になる所です。