遺骨に色が付いている

答え 火葬場で火葬された焼骨には様々な色が付いていることがありますが、心配することはありません。

遺骨に付いた色

火葬場で火葬された焼骨の色は白が基本ですが、よく見てみますといろんな色が付いていることが分かります。

  • ピンク
  • 黄色

などの色が付いていることがあり、収骨の時などに話題になることがありますが、何故このような色が付くのでしょうか。

棺桶に入れた花の色が移る

葬儀もクライマックスの時を迎えて最後のお別れの時、祭壇に飾ってあった生花を切って皆の手で棺桶にいれて差し上げますが、この花の量はとても多いので、火葬の時に花や茎の色が骨に移るようなことがあります。

焼骨に付いた赤、ピンク、緑、青の色は火葬の時に一緒に燃えた花の色をもらっていることが多いです。

金属や眼鏡などの色が移る

火葬の時に金属は入れてはいけませんが、歯の詰め物や骨折の手術の時の金属、眼鏡、ベルト、ジッパーなどの金属が燃焼反応で色を出すことがあり、その色が骨に移ります。

赤、オレンジ、黄色、緑、青などの金属反応系の色が骨に移ることがあります。

副葬品などの色が移る

化繊の服、革製品、プラスチックなどの副葬品が燃える時に特殊な色を出すことがあり、特にプラスチック系統は燃えながら溶けて骨に付着したり、いつまでも燃え続けたりしますので、色が移るようなことがあります。

また溶けて骨に浸透したりしますと骨の質感が変わることもあります。

ガラスが溶ける

眼鏡や時計、数珠などが副葬品として入れられた場合にはガラスが溶けだして骨に色を付けたり骨をガラス質にしてしまうこともあります。

飲んでいた薬の作用

亡き人が強い薬や特殊な薬を服用していて、それが骨まで浸透していたり、長い間に蓄積されていたりしますと、その薬の成分が燃焼する時に特殊な色を出したり、骨を変質させたりすることがあります。

体液が燃焼する時の色

私達の体の中の水分は約60%と言われていて、たとえば体重が70kgの成人でしたら約42リットルもの水分が含まれていて、火葬すれば燃焼して蒸発しますが、体液と言っても血液、胃液、胆汁など様々な物が一度に沸騰して燃焼する訳ですから、場合によっては他の物と反応して意外な色が付いたりすることも実際にあるのです。

不完全燃焼の色

火葬炉の温度が低い状態から火葬をした場合などで、棺桶が燃え残って炭になって焼骨と一緒に混ざっていることもありますが、何かの物陰になって火葬の火が良く当たらなかった場合などにススが付くことがあり、その場合の色は黒です。

また腕や足の骨の中央部の髄があった所には火葬の火が直接には当たらない所なので、炭のように黒くっなていることがあります。

骨に色が付いていたら

実際にはこれらの要素が複雑に絡み合って焼骨に色が付くのですから、悪いことではありません。

医療ミスが分かりますか?

焼骨にすごい色が付いていたけれど、これは薬の過剰投与や医療ミスではないですか、という疑問に対しては直接的な関連はありません。

可能性としてはあるかもしれませんが、実際には様々な要因が複雑に絡んで色が付く訳ですから、っけ亭的な事は言えません。

霊的な現象ですか

故人の生前中の行いが悪かったから焼骨に赤い色が付いたとか、性格が悪かったから焼骨がすすけているようなことは決してありません。

私は高野山真言宗やすらか庵の僧侶をしており、霊的な相談もよく受けますが、確かに遺骨に霊的な事を感じて、或いは遺骨を家に置いているから家の中に亡き人の気配を感じるという方がとても多いですが、霊的な現象にょつて遺骨の色が変わるということはありません。

散骨、粉骨する時の心得

亡き人の遺骨を散骨するので粉骨したいという時に、骨壺の蓋を開けますと、色の付いた焼骨が妙に目立つようなことがあります。

粉骨する時には必ず合掌礼拝して、故人様にはこれから粉骨を行いますよと報告してからのスタートとなりますが、故人が最後にとても苦しんだような方でしたら、遺骨に色が付いていることで、もしかして辛かったのだろうかなどと考えてしまいますが、「苦しみの無い世界へとご案内いたしますから、どうぞ形あるお遺骨から形無きお遺灰に変わりますことをご了承くださいませ」という気持ちで始めさせて頂きます。

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