粉骨の費用

粉骨の費用のイラスト

粉骨に掛かる費用は火葬された遺骨である焼骨を粉にする作業、粉骨を入れるための容器や入れ物、骨壺の処分などの合計になります。

遺骨を粉にする作業

最近では粉骨を専門にする業者も多数あり、ほとんどの業者が粉砕機と呼ばれる機械を使って焼骨を粉にします。

焼骨には棺桶の部品であるホッチキスの針や釘、ネジなどの金属や歯の詰め物などが混ざっていますので、予めそれらの異物を取り除く作業が必要になります。

高速回転でハイパワーな粉砕機は焼骨を本体に入れて蓋をし、スイッチを入れますとあっという間に粉砕されますので一旦取り出してから次の焼骨を入れることを何回か繰り返します。

全部の遺骨を粉砕する所要時間も30分程度と短く、均一な粒度の細かい粉になりますので、散骨する時もサラサラの粉の状態で散布することが出来ます。

私は亡き人の供養のために全ての粉骨を手作業で行いますが、大変に力の要る作業になります。

遺骨を粉にする作業自体は作業としてのサービス的な費用になります。

粉骨の入れ物

粉骨した遺骨はサラサラの粉になっていますので、海の散骨の場合には水溶性袋に入れ、山の散骨の場合にはジッパー付きの袋に入れることが多いようです。

水溶性の袋は水の中に入れた瞬間に水に溶けるようになっていますので、特殊な紙になり、1袋100円程度になります。

骨壺の処分

死者の葬送としては一部の地域に土葬が認められたところがありますが、ほとんどの場所が火葬ですので、火葬の後は焼骨を骨壺に入れて持ち帰ることになります。

骨壺と骨箱、そして骨壺カバー、風呂敷などは散骨などの目的で粉骨すれば必要なくなりますので、処分することになりますが、ほとんどの粉骨業者では骨壺の処分費用は無料で行っているようです。

やすらか庵の粉骨

やすらか庵粉骨は立会いが出来て、立会い料金は頂きません。

基本の考え方はまず、見られては困るようなやり方ではないことと、立ち会っても立ち会わなくても同じ丁寧なやり方で行うからです。

故人様の供養のためにも出来ましたら立ち会って一緒に粉骨して頂きたいと思っています。

粉骨の料金が随分と安い所は立会い出来ないか、立会い料金が別途必要なことがありますので、よく確認してください。

また、立会いと立ち会わない場合では違う方法で粉骨をしている業者もあります。

私は誰が立ち会わなくても、物を言わない故人様に満足して頂く事が大切であると思っております。

散骨をするには必ず粉骨が必要です。

最近はインターネットを利用した激安粉骨業者が多数出てきていますが、散骨業や粉骨業に関しては許認可制ではありませんので、転職組やお小遣い稼ぎなどの葬祭には無縁な業者が乱入して激安合戦を繰り広げていますので、葬送であることを無視したやり方には気を付けてくださいませ。