無縁仏とはこの世に縁故者が居なくなった故人のことですが、亡くなっても遺骨を引き取る人が居ない、お墓があるのだが誰もお参りに来る人が居なくなったなどの場合にも無縁仏と言います。
無縁仏は葬儀などの葬送の儀をしていない、或いはお見送りをしてくれたり手を合わせたりなどの供養してくれる人が居ないので、死後の世界にたどり着けずに、或いはこの世に戻ってきて縁故者を探したりして彷徨っていることがあります。
本当は縁故者がいても誰も供養しない場合も無縁仏であり、放置されてしまった状態なのですが、最後の終わり方が悪いと無縁仏になってしまいます。
たとえば散骨の場合、遺骨を機械で粉骨して何も言わずに撒いて来れば、捨てて来たことと同じで確実に無縁仏になります。その理由は葬送の儀になっていないからです。
遺骨を捨ててくれば間違いなく無縁仏になってしまいます、コインロッカーに置き去りにしたり、電車の網棚に放置しても同じです。
無縁仏の供養、ご先祖様の供養は私が運営する…高野山真言宗やすらか庵
最近の激安散骨は処分の散骨であり、葬送の儀になっていません。これでは無縁仏が増えるだけです、NPO法人やすらか庵では無縁仏を増やさない活動をしています、激安散骨にご注意ください。激安とは2万円前後の散骨のことです。いかに目立って値段を下げて顧客を奪うかの争奪合戦に夢中で、真面目に葬祭をする気持ちがありません。