火葬場で火葬が済んだお遺骨には役所から「埋葬許可証」が発行されますが、読んで字の如く「埋葬してもいいですよ」という公的な許可証なのですが、果たして本当に埋葬されているお遺骨は一体どれ位あるのでしょうか?
私的に考えますと、ほとんど無いということですが、お墓に納骨しても陶器で出来た骨壺の中に入れたお遺骨をコンクリートのカロートの中に置くだけですから、埋葬とは言えません。
但し東北辺りで行われている骨壺からカロートの中に出して納骨、これを散骨と言っている所がありますが、これならば納骨と言えますが、カロートの底が完全に土である必要があります。
たまにコンクリートの上に土を被せているだけのことがありますので、これでは埋葬と言えません。
何故埋葬にこだわるかと言えば、土に還らないといずれ墓じまいした時に遺骨をまたどこかに持って行かないといけないからです。
可能であれば2メートルぐらいの深さの穴を掘って、その中に粉骨した遺骨を入れて土を被せておけば良いのです。
厳密に言いますとこういう埋葬でも改葬する時には何かしらの遺骨もしくは遺骨に代わる物を掘り出す必要がありますが、少量の土を骨壺に入れて取り出し、それで改葬の手続きをすれば問題ありません。