今の時代人口が減ると共に長寿化していますので、若い人よりもお年寄りの人の方が多い高齢化社会という言葉はよく耳にしますが、同時に「多死社会」という言葉が聞かれるようになりました。
多死社会とは、高齢化社会の次に訪れるであろうと想定されている社会であり、人口の大部分を占めている高齢者が平均寿命を迎えて亡くなっていく時に多くの方が同時期に亡くなるという現象なのです。
我が国の人口は確実に減り続けていますが、この人口が減るという現象もどこかで止まるはずで、ある程度の人口が減った後の安定期というものが訪れて、小さいながらも国家としての体裁は保ちますが、国際的な競争力は失われ、経済力も乏しい状態に落ち着きます。
昔から人の世は栄枯盛衰と言われ、栄える時も有れば衰える時もあり、これも人の世の定めであり、世の中の法則なのです。
