墓じまいの相談で寺院に行く時の服装
寺院に相談に行く時にはなるべく正装で行き、お供え物或いは少額で構いませんから御布施を持って行った方が良いでしょう。
因みに公営の霊園では
公営の霊園では墓じまいの相談に行ってトラブルになることはまず絶対にありません。
それは解約というものが最初から想定されており、市民サービスとして保証されていることなので、服装などは全く気にする必要がありません。
金銭面でもあらゆることが明確に決められていて、契約書を紛失していても身分を証明するものがあれば再発行してくれますし、書類的な手続きもスムーズに遂行してくれます。
寺院の霊園では
墓じまいで最もトラブルが多いのが寺院での墓じまいで、墓じまいの是非がその寺院の住職の判断に任されているからです。
寺院の住職が高圧的な態度をとったり、人の話を全く聞かなかったりして全く話し合いにならなかったということもあり、特に女性の方が一人で相談に行くには、かなりの勇気がいるということで、ためらっている方もおられます。
寺院によっては、電話だけでの相談は失礼だと思われる場合があり、お伺いするというのが原則であります。
話し合いというものは、こちらから出かけて行かない限り進まないもので、墓じまいの決心の度合いを示すことと、足元を見られないために、という意味でその時の服装はスーツ姿のような正装が好ましいかと思います。
日頃から話が出来る住職なら
日頃から話が出来る住職ならわざわざ改まって相談に行かなくても立ち話でも出来る話ですが、寺院の住職とそういう関係である人は滅多に居ないものです。
これは日頃からの寺院の姿勢にもよると思いますが、寺院というものは昔から「駆け込み寺」と言われているように、困った人が駆け込むための場所なのです。
誰もが何時でも気軽に相談に来ても気軽に対応して差し上げるのが寺院の本来の在り方ですが、日頃から門を閉めて入りにくくて怒りやすく、人の話を全く聞かない住職には相談したくないものです。
公営の霊園と違う所は
公営の霊園の管理事務所に勤務している人は、相談に行っても丁寧に受け答えするのが仕事ですが、寺院の住職の場合には、墓地を専門にしている訳ではありませんので、相談と言っても、敢えて時間を取らなければいけないのですから、時間を割いて頂いて有難う御座います、という態度が必要です。
また公営の霊園では墓じまいするには一々理由を聞いたり、ダメだなんて言いませんが、寺院の場合には気分次第でダメだと言われることもありますので、別にご機嫌を取る必要はありませんが、服装などは改まった服装が好ましいと思います。
可能であればお菓子などの御供と3千円から5千円程度のお布施を持って行くと対応が違うものです。
まだまだあります墓じまいに関する質疑応答