訳あって自宅に遺骨を保管
訳があって遺骨が何時までも家にありますと、早くお墓に入れないとという気持ちになりますが、家で遺骨を祀る時の方法とは。
遺骨は家にあっても構わない
火葬場で収骨した亡き人の遺骨は、四十九日が来るまで白木の祭壇で家にお祀りして、四十九日の法要が済んだらお墓に持って行き納骨することになります。
お墓に納骨された遺骨は当然家にあることは無く、四十九日を過ぎたらお墓が終の棲家となるのです。
しかし入るべきお墓が無く、購入予定も無い場合には遺骨は四十九日を過ぎても家にあり続けることになります。
一年中遺骨と暮らす生活になるのですが、お墓への納骨は法律で定められている訳でもありませんし、遺骨が家にあり続けても法的には全く問題が無いのです。
墓じまいをした遺骨を家に持ち帰るということで役所に改葬許可申請書を出した方が居られますが、受理されて墓じまいの後に家に持ち帰って安置されている方も居られるのです。
遺骨の祀り方
いつかはお墓に入れてあげようと思っておられるのなら、ご先祖様の宗教の仏壇でお祀りするとよいでしょう。
骨壷は大きくて目立ちますので、粉骨して小さくなった骨壷でお祀りすることをおすすめいたします。
無宗教の場合でも骨壷を物として押し入れに入れるようなことは抵抗があるものです。
保管するのであれば、なるべく清潔な場所の高いところに、他のものとは一緒にせずに保管すればよいでしょう。
自宅にいつまでもお骨を持ち続けることが精神的な負担になってしまう方は、粉骨してお気に入りの容器に入れるか、一部を残して、あるいは全量散骨を考えてもよいと思います
まだまだあります遺骨に関する質疑応答