斎場で火葬した後の遺骨は関東では7寸(直径約21cm)、関西では5寸(直径約15cm)の骨壷に納められます。
左が関西サイズ、右が関東サイズの骨壷です。
目次
東西の収骨の違い
同じ人が火葬されても関東と関西ではお遺骨を入れる壷の大きさが違うのは何故でしょうか。
その答えは、関東ではお遺骨を全部骨壷に納めるのに対し、関西では体の主要な部分のお遺骨しか骨壷に入れないからなのです。
当然、骨壷に入りきれないお遺骨が残るわけですが、そのお遺骨は、決められた場所に合同で埋葬されています。
関西では皆がそうするので、別に不思議に思う人はいませんが、お遺骨は全部なくてもよい、ということを関西人は了解しているということになります。
そして、お遺骨が全部揃っていないから成仏出来ないなどのクレームは全くありません。
また、残った遺骨を合同埋葬されることへのクレームも全く無いのです。
立派なお墓に納骨される方でも、残った遺骨は合同埋葬されているのです。
もし、お遺骨が全部綺麗に揃っていないと成仏出来ないのなら、関西で火葬された方は全て成仏出来ないことになります。
この事実をもう少し推し進めて、お遺骨は全く要りませんと申し出る人が時々いるようですが、お遺骨の引受人には、財産の相続権などの法的な義務が付属してきますので、要らないという訳にはいかないそうです。
お遺骨は必ず持って帰る必要があります。
お遺骨を持ち帰った方が、故人様の相続人なのです。
その相続も土地、建物、貯金、証券や株などの財産の相続人であれば良いのですが、実際は借金の相続人になることも多く、故人様は、財産の相続の場合には、名乗り出る人が争いになる程モテモテで、借金の相続の場合には、要らないと押し付けあう程嫌われ者になります。
いずれにせよ、跡継ぎがいないなどの理由でお墓を作る予定の無い人にとって持ち帰ったお遺骨を今後、どうするかという問題は、とても大きな心の負担となるのです。
お墓の崩壊
多磨霊園、八柱霊園などの都立霊園は出来てから90年近く経過していますが、当初に契約した墓地も後継者としては3代目、4代目の方となり、縁が薄くなったり、後継者がいなくなったりして無縁墓になってしまう事例が続出しています。
末代まで使えるものだからということで、高いお金を使ってお墓を購入しても短い期間で、場合によっては誰も使うことなく墓じまいということが多いのです。
お墓というものは、片付ける身になれば分かりますが、費用の負担もそうですが、大変な心の負担となってしまいます。
子孫長久という家としての幸せを願って造られたお墓を壊すということは、ある意味大変に申し訳ないことで、後ろめたい気持ちなのです。
これからの時代、後継者のいない方が確実に増えていきます、「遺骨はお墓に入れるもの」という常識を変えていかなければいけません、お墓が本当に必要なのかをよく考えないといけません。
散骨の崩壊
散骨は許認可制や届け出制ではないことから、一部業者のお金儲けの材料として利用されがちで、周囲の住民感情を無視した散骨場の建設を阻止する目的での「散骨禁止条例」が北海道長沼町や長野県諏訪市などの自治体で成立していますが、問題なのは個人での散骨まで禁止されることであり、永遠に個人の散骨の自由の権利を奪ってしまう条例は間違いであります。
場合によっては自分が所有する別荘地で散骨することが条例違反の処罰の対象になってしまうのです。
今後も散骨禁止条例を制定する自治体が増えてくる可能性は大いにあります。
現在の所、国としては散骨の動向を見守るという立場ですので、散骨は完全に合法でも違法でもなく、今後に於いてどうなるかは分かりません。
国策として動き出す可能性もありますが、墓地埋葬法との絡みや宗教感情という無視できないものがあり、簡単ではないと思います。
そういう意味では、散骨は将来どうなるか分からないという不安定な要素を持ちつつ、場合によっては禁止条例と言う崩壊シナリオの危険性と背中合わせなのです。
心の負担を無くす新しい提案
骨壷に入ったままのお遺骨は大きな負担となります、早くお墓に入れてくれ、と言わんばかりの姿形です。散骨するにしてもお遺骨が掌に乗るぐらいの小ささになれば、どんなに心の負担が軽くなることでしょう。
先ほどの関西の火葬の実態を見れば分かりますが、お遺骨は大量にある必要は全くありません、少しだけあればよいのです。
手元供養が普及しているのは、お遺骨に対する価値観の変化があるのです。
もっと言えば、お遺骨は「喉仏」だけあれば良いのです。
喉仏は遺骨の中でも、最も大切にされる部分です、それは、体の中でも首という重要な位置にあることと、お釈迦様が座禅を組んでいる形をしているからです。
収骨の時には骨壷の一番上の真ん中に納めます。
一番上の真ん中は骨壷の中でも特等席、最も大切な遺骨を入れる場所です。
収骨の際には職員の方が必ず喉仏の説明をしますので、よく見ておいてください。
通常は喉仏の上に頭蓋骨を被せますので、骨壷の中の喉仏を見つける方法は、骨壷の蓋を開けてから、真ん中にある頭蓋骨を取り除けば、見えるはずです。
ただ一つだけ残す遺骨としては喉仏が最適です。
喉仏ぐらいの小さいお遺骨でしたら、粉骨すれば更に小さくなりますので、メモリアル用品や手元供養品に入れて大切に保管し、ご自分が万一の時には、棺おけに一緒に入れてもらえば良いのです。
全部散骨してしまうと、何もかも無くなって寂しいという方には最適な方法です。
これでもう、お墓や散骨の心配をする必要はありませんし、故人様をいつも身近に感じることが出来ます。
お墓よりもずっと近い距離でいられるのです。
万一お遺骨を納骨する必要が出てきた時には、骨壷の中に喉仏を納めてそのまま納骨すればよいのです。
「埋葬許可証」さえあれば、納骨には全く問題ありません。
手元供養の進化系、「喉仏供養」の提案
喉仏供養とは、お遺骨の喉仏だけを手元に残して、残りのお遺骨を自然葬供養する方法です。
自分で出来る人は、このサイトを参考にして実施してください。
手元供養は少量の遺骨を手元供養品に入れますが、残りのお遺骨はどうするかという問題が残っています。
ご自分で出来ない方のために、やすらか庵では安心して頼めるサービスを準備いたしました。
骨壺に入ったお遺骨は亡き人ご本人の生きた証として、祭祀権の対象となるものであり、尊重されているものです。
ご本人の魂そのものではありませんが、魂の宿るきっかけとして、象徴的に扱われるこのお遺骨の魂を喉仏1つに集約するのが、喉仏供養です。
ただ単に骨を分けるという単純なものではありません。
喉仏供養
故人様の喉仏を粉砕し、メモリアルお守りに入れて差し上げるサービスです
お遺骨に関してはやすらか庵にて次の4つの事を行います
- まず最初にお遺骨全体に対して儀式または読経供養
- 喉仏を取り出して粉骨したものをメモリアル品に入れる
- メモリアル品に対して儀式または開眼読経供養
- 残りのお遺骨は儀式または読経供養の上、自然葬供養いたします
メモリアルお守りは中にハードケースと和紙の袋が入っています。
お遺骨は少量しか入りませんが、御守の形をしているので、とても有難いです。
中にはキャップ式のハードケースが入っていて密閉性が優れ、
開け閉めがしやすいので、旅行に行った時に少しだけ散骨ということが可能です。
これだけ至れり尽くせりで総額4万円(消費税込み)です。
お遺骨の量を減らし、喉仏だけ残すという画期的なサービスで、残りのお遺骨は、やすらか庵で個別に厳かに供養の上粉砕し、
私は高野山真言宗やすらか庵の僧侶をしています、責任を持って自然葬供養させて頂きます。
お遺骨の入った骨壷は巨大で威圧感があります
喉仏供養で、こんなに小さくなります↓
喉仏供養のメリット
お遺骨が小さくなることでたくさんのメリットがあります
- お家の中にお祀りしても圧迫感がない
- お墓が要らない
- 納骨する必要がない
- 散骨する必要がない
- 故人様を身近に感じることが出来る
- メモリアルを携帯することにより、亡き人と共に旅行が出来る
- 思い出の地に少しだけ散骨ということも出来る
- 万一納骨する必要が出てきた時には、骨壺の中に入れて納骨も出来る
- 後継者がいない人の場合には、最後に棺桶に入れてもらえば、後継者としての責務が果たせる
ペットの喉仏供養
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ペットも喉仏供養しましょう、ペット料金は1体2万円です。
2体目からは14,800円の割引料金です。
お申し込みの流れ
やすらか庵までお遺骨を持って来る場合
お電話かメールにて事前にご予約の上、お越しください。
当日に供養の上、メモリアル品にお遺骨を入れてお渡しいたします。
やすらか庵は 〒265-0053千葉市若葉区野呂町1434-10
やすらか庵がお遺骨を取りにお伺い
大切なお遺骨ですから、遠い所でも極力お伺いさせて頂きます。
東京、神奈川、埼玉、千葉は交通費無料です。
お電話かメールで事前にご予約ください。
宅配便を利用
3回分の送料はやすらか庵が負担いたします。
1.お申し込み
2.宅配セットが代金引換で届きます(日時指定)。
銀行、郵便局振込みも可能でございます。
宅配セットの内容
- ダンボール
- 包装紙
- エアーパッキン
- テープ
- 名前札
- 着払い伝票
- 説明書
3.お受取になって、名前札に自筆で故人様の名前を書いてください
そして説明書を参考にお遺骨を荷造りしてください。
4.やすらか庵までお送りください。
やすらか庵までの送料も無料です、着払い伝票が入っています。
5.やすらか庵に到着
6.喉仏を粉骨して、メモリアルお守り袋に入れてお送りいたします。
名前札も同封いたしますので、故人様の遺骨であるという証となります。
7.宅配便でお受取
8.残りのお遺骨はやすらか庵で供養の上
9.責任をもって自然にお還しさせて頂きます
私は喉仏ならたとえ断片であっても見つけますが、病気などで無い場合には喉仏に近い骨を使います。
喉仏を納骨する予定は、粉骨しないで分骨用の骨壷に入れて差し上げます(無料)
メモリアルお守り袋は金襴の布を使ったお守りで、ハードケースを内蔵し、その中の和紙の袋に粉骨したお遺骨をお入れします。
ご自分が万一の時にはこのメモリアル品を棺おけに入れてもらってください。
メモリアル品は1個無料で差し上げます、いつまでも大切にしてください。
これさえ持っていれば、もう、お墓の問題で悩む必要はありません。
自分の代で家が絶えてしまう場合でも、大切な故人様のお遺骨を最後まで身近に持ち続けることで、供養の義務を果たすことが出来ます。
残りのお遺骨は、やすらか庵が責任を持って自然葬供養いたします。
どんなに小さくなっても、お遺骨であることに変わりありません。
たとえ自分の代で家が絶えてしまっても、手元に遺骨を持ち続けることで供養の義務が果たせるのです。
どこにでも持ち歩けますので、旅行に行ったついでに、少しだけ遺骨を取り出して散骨することも出来ます。
遺骨を分けて欲しい人がいたら、少しだけ分けることも可能です。
お遺骨は、ほんの少しだけあれば良いのです。
お遺骨が小さくなれば心は軽くなります、
お墓の問題を解決して、肩の荷を降ろしませんか?
☆2体以上お申込みの場合には2体目からは33,000円です
☆メモリアル品が2点以上必要な時には1点2,800円です