お墓参りに行くということは亡き人に会いに行くのですから、墓前での亡き人との会話の内容は年齢と共に変わってくるもので、若い時には自分がお墓に入るなんてことは考えもしなかった人でも、年齢を重ねる度に自分の死を考えるようになってきます。
死後の世界は宗教によっても違いますし、何も無いと言い切る方もおられますが、歳をとってきますと、何故かしら先祖と同じ所に行くような気がして、お墓では「もうそろそろ私も行きますから」との会話になってきます。
同じ所に住んでいたのが家族ですから、死後も仲良く暮らしたいという願望もあるからでしょうか、それとも私達日本人の気質として「皆と同じ普通で良い」という選択を必然的にするからでしょうか、独特の価値観を感じます。
墓じまいしてもご先祖も含めて皆が仲良く出来るようにしたいものです。