お墓の中に知らない人の遺骨が入っている
答え
地方のお墓でたまにあることですが、身内の方が亡くなって納骨する時に石室を開ける時、墓じまいの時に石室を開ける時に、入れた覚えのない知らない人のお遺骨が入っていたり、石碑に刻まれた人数を超える数のお遺骨が入っていたりすることがあります。
骨壺の蓋の裏に何か書いてあることがあります、また骨壺の中に位牌を入れてあることもありますので、よく確認してみましょう。
また問題の骨壺がカロートの中のどの位置に置いてあったかということも解決のための重要なヒントになります。
手前に入れてあったら最近入れたということで、奥に入れてあったら随分と昔に入れたということです。
骨壺を入れる順番としては奥の右から始まって左に入れていく方法と、奥の左から始まって右に入れていく方法がありますので、入れた順番によって新しいか古いかが分かるはずです。
また小さい骨壺で小さい骨なら子供さんの骨ということや、新しい遺骨に比べて古い遺骨の方が黄ばんでいるという特徴もあります。
火葬が始まったばかりの時代の骨には棺桶の燃え残りが入っていたり遺骨がすすけていたりします。
赤の他人のお墓に納骨するということは考えられないのですが、戸籍に載っていない事情のある人や、亡くなった方しか知らない関係の人ということでしょうが、年配の方に聞いてみても分からない場合には調べ様が無いことなので、そのままにしておくしかないでしょう。
墓誌に刻まれない遺骨で考えられる話としては
- 商売をしていた人が身寄りの無い従業員の遺骨を入れてあげた
- お妾(めかけ)さんの遺骨を入れた
- 行き倒れになった人の遺骨を入れてあげた
- 訳のある水子さんの遺骨を入れた
他には遺骨の処分に困った人が勝手に入れた、ということも本当にあり、そういう場合でも少なからず縁のある所に入れるはずなのですが、犯罪行為ということで役所に相談しても警察に届けても解決しない問題です。
しかし誰か分からないから自分だけの判断で散骨するという方法はおすすめいたしません、お墓に入る理由が何かしらあったのですから。
しかしながら30年とか、ある程度の年月が経っていれば構いませんが、僧侶を読んで読経供養の上で取り出せば良いと思います。
またその後の遺骨をどうするかという問題については供養と言うことが必要だと思います。
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私もこのような場に呼ばれたことが多々あります。どうしてもお困りの場合にはNPO法人やすらか庵にご相談くださいませ、代表が僧侶をしていますし、このような無縁の方々の供養もしておりますので。
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