お墓というものは年間管理料さえ毎年払っていれば、たとえ草が生え放題になっていたにしても管理事務所から注意の通告が来るぐらいのことで、お墓を撤去されて強制的に墓じまいということは絶対にありません。
しかし年間管理料をたとえ1回でも滞納しますと、最初は支払い通告が来ますが、何年も滞納しますと親族などにも支払い通知が来た上で、それでも滞納しますと強制撤去の旨、通告が来るようになります。
年間管理料を毎年払い続けるなんて面倒だからいっそのこと100年分支払います、と申し出たところで却下されます。それは将来年間管理料が値上がりするかもしれないですし、経済が激変しているかもしれませんし、お墓や霊園が不測の事態になつているかもしれないので、そのようなことは出来ないようになっているのです。
年間管理料を毎年払っているということは、その人が確実に生きていてお墓を管理する能力があるということの証でもあるので、霊園としては、その人の安否確認という意味もあるのです。
しかし100年分もし払うとしても年間管理料が5千円としたら100年分で50万円ですから、そう簡単には払えるお金ではありませんよね。