お墓に故人の遺品を入れても構いませんか
お墓のカロート(納骨室)は故人の遺骨の入った骨壺を埋葬する場所ですが、遺骨と共に故人の愛用品や遺品などを入れることもあります。
お墓に入っていた物
NPO法人やすらか庵では墓じまいの施工などで随分とたくさんのお墓の中を見てきましたが、実際にお墓の中にあった物として
- 眼鏡
- 入れ歯
- 指輪
- 位牌
- 鏡
- 免許証
- 財布
- 時計
- ネックレス
- お金(硬貨)
などで、眼鏡や入れ歯、お金、時計などは死後の世界で不自由しないようにとの思いが入っているようです。
四十九日の間に遺品整理をしてその時に出てきた物を入れることもあります。
時計は長い年月の間に止まっていますし、位牌や財布などは湿気でボロボロになっています。
遺品をお墓に入れる事
お墓に遺骨を納骨するには管理者の許可が必要ですが、遺骨を納骨する時に故人の遺品を入れることに関しては特別な決まりがある訳ではありません。
墓地埋葬法には遺品を入れることに関しての決まりがありませんので合法です。
しかし合法だからと言って故人が死後の世界で困らないようにと服や下着などを大量に入れますとカロートの中が一杯になってしまって後から納骨する必要が生じた時に困ることになります。
カロートの中は暗くて湿気が多い環境ですから、布地などは10年程度の年月でも結構ボロボロになってしまい、後片付けが大変になりますので注意が必要です。
遺品の入れ方
眼鏡や入れ歯などは骨壺の中に入れることが多いのですが、棺桶の中に入れることは禁止されていることが多いので棺桶の中には入れて差し上げることが出来ませんが、四十九日の納骨の時に骨壺の蓋を開けて入れることが多いようです。
骨壺が遺骨で一杯の時にはチャック付きビニル袋に入れてから骨壺の上や横に置きます。
まだまだありますお墓に関する質疑応答