冬の散骨

やすらか丸は千葉県市川市に停泊していて散骨の時には東京湾に出航いたしますが、最近では極端に寒い日がありませんし、船内に入りますとガラスを通して太陽の光が差し込みますと上着要らずの温かさです。

散骨の時には亡き人をお連れしているのですし、私が僧侶であることもあり、お葬式の時の引導作法といいまして、目的地までご案内させて頂くという大切な役目を背負っていますので、どうか迷わずにたどり着きますように、やすらかな気持ちでありますようにと心の中で祈りながらの操船なのです。

船を操船する船頭という役目そのものが亡き人を導く引導ではないかとも思います。

亡き人だけでは無くてご家族の方もご一緒する訳ですから、大切な役目です。

供養無き散骨は散骨では無いと言い続けましたが、ホームページでは散骨供養ということで少しずつ改定しています。