魚釣りが好きな人

魚釣りのイラスト

魚釣りが好きな人は海が好きな人で、釣りの仲間と「自分が死んだら海に散骨して欲しい」という話をよくするそうです。

癒しの海

見送る気持ち

魚釣りが好きな人が海に行く理由は釣りが好きなだけですが、海は身近に大自然を感じる場所であり、海は広くて大きくて世界中の海と繋がっていることから、人の心は広大な空間に包まれると癒されるのです。

魚釣りをしている間はあたりを待つ時間がやたらに長く、ただ海を眺めているだけなのですが、海は不思議なもので、ただ眺めているだけでも決して飽きることはありません。

海に行ったら癒されたと思う人は多いのですが、海は私達を無条件に受け入れて癒してくれる存在だからです。

海は生命の故郷

海の散骨

海はあらゆる生命の発生の故郷と言われ、受胎から出産までの過程は私達の人類としての進化の道のりを経た上で生まれてくると言われています。

進化論からしても私達の生命としての進化の歴史のスタートは海底火山の噴火口の近くで温水が湧出しミネラル成分が豊富に含まれる所で生まれた単細胞の原始生物ではないかとされています。

私達が寄せては返す波の音を聞いて心が落ち着くのは、心の奥深くに眠っている生命の記憶が感応している証なのかもしれません。

釣り仲間の会話

魚釣りが好きな人は海が好きな人であり、海は心洗われる場ですから、釣り仲間同士の話で「自分が死んだら海に散骨して欲しい」「魚の餌にして欲しい」などの会話を良くするそうですから、実際にNPO法人やすらか庵の海の散骨を利用した人の中にも釣り好きからこのような言葉をよく聞いたと言われることがよくあるのです。

魚釣りが好きな人は束縛を嫌い自由を好む人が多く、解放された空間である海に溶けていきたいという欲求は心の底から湧き出る正直な気持ちでしょうから、遺言などで本人が海での散骨を希望していたのなら、その通りに実行し、可能であれば釣り仲間の人も呼んで差し上げたら亡き人もきっと喜ばれることでしょう。

実際に散骨する時の注意

女性の説明イラスト

魚釣りが好きだった人の本人の希望通りに海の散骨を実行する時には次のような事に気を付けましょう。

よく行っていた場所の近くで散骨

散骨する場所については自分達の都合で決めるのではなく、故人がよく魚釣りに行っていた場所の近くを選ぶことが好ましく、故人を偲ぶ供養ということであれば、思い出深い場所でということになります。

しかし波打ち際とか堤防など岸から近すぎる場合にはその場所の沖合ということになります。

仲間を招待する

同じ時間を共に過ごした趣味の仲間は故人にとって大切な友人であることが多く、しかも海の散骨の話をお互いにしていた仲間なら、是非呼んで差し上げて下さい。

釣り仲間では、仲間の海の散骨のために自分の船を出させて下さいと名乗りを上げる人が結構多く、それ程に仲間思いの温かい人達なのです。