東京湾は間口が狭くて奥行きが広い湾になっていますので、
外洋では波が高くても比較的穏やかなことが多く、
しかしながら自然の海ですので、
常に多少の波というものがある訳で、
ほとんど波が無いということは珍しいことなのです。
波は風の作用で出来るもので、
時には急に風が吹き出すようなこともあり、
そういう時には少し遅れて波が立ちだすのです。
ほとんど波の無いこの写真のような時には、
船を沖に停泊していても、あまり揺れるようなことはありません。
揺れるにしてもとても心地よい揺れで、気持ちの良いものです。
こういう波の無い時ばかりに散骨が出来れば良いのですが、
やはり自然相手ですから、うまくいかないものです。
こういう時には太陽の光も点々と、
まるでこちらに向かって光の道が出来ているようです。
少し神秘的な気持ちにさえなります。