遺骨は保管によって崩れてくるか
遺骨を骨壺に入れたまま何十年も放置すればボロボロになってしまうと思われている方が少なからずおられます。遺骨も地球上の物であることを思えば少々の経時変化はもちろん致しますが、形あるものが形無きものに変化するぐらいの極端な変化は決してありません。
記憶の風化
粉骨のためにNPO法人やすらか庵に来られた人で、火葬場で収骨して以来、数年ぶりに骨壺の蓋を開けて中の遺骨を見た人が、かなり崩れてしまっていると言われたことがありますが、自然にそうなったのではなくて、持って来られるときの振動でそうなったのでしょうし、記憶が曖昧で何となくそういう気持ちになったのかもしれません。
基本的に骨壺の中の遺骨は何年経ってもそのままです。自然にボロボロになるようなことはありません。
お墓の中の遺骨は
お墓の中の遺骨に関しても経時変化については同じことが言えますので、何十年経過した所で変わることはありません。
墓じまいで遺骨をカロートから取り出した時には、骨壺の中に水が溜まっていますので、必ず水抜きをしますが、蓋を開けて中を見た所で遺骨が溶けてしまったり、崩れてしまって形が無いということはありません。
まだまだあります遺骨に関する質疑応答