遺骨を骨壺に入れる理由は

答え

亡き人の身体を荼毘に付した後に遺骨を収骨する容器は何故陶器の骨壺なのでしょうか。それにはちゃんとした理由があるのです。火葬が済んだばかりのお遺骨はまだとても熱くて、手で触れると火傷をするくらいの熱が残っていますが、火葬場では限られた数の火葬炉を有効に使うために充分に冷ますことなく収骨するためには陶器で出来た骨壺に納める方法が最も有効な方法なのです。

我が国ではどこの火葬場でも火葬施設の老朽化や火葬炉の不足などの問題が深刻で、火葬施設を新設するにも住民の反対で実現しなかったりする中で、火葬時間の短縮が施設の回転率を上げる唯一の方法となっています。

収骨が済んだ骨壺は手で持ってみると分かりますが、まだ温かいもので、故人が熱い火の中で荼毘に付されたのだなということが実感されるのです。

熱い遺骨を入れても燃えないように、そして手で持っても火傷をしないようにとの理由で陶器の骨壺に収骨されるのです。

火葬が済んだばかりのお遺骨は水分がほとんどありませんので、粉骨してもサラサラの粉になりますので、散骨を検討されているのでしたら、お遺骨が湿気ないように気を付けて保管してください。


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