家族葬とは

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家族葬とは親族や友人などを呼ぶことなく家族だけで行う故人の葬儀のことで、親族付き合いの少ない都市部で増えています。

家族葬が増えている

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一昔前まで地方での葬儀は参列者が多く、花輪がたくさん並べられ、祭壇が立派で、僧侶をたくさん呼んで盛大な葬儀をすることで周囲からは「立派なお葬式でした」と言われていたものです。

亡くなった人が立派な人であればある程、喪主の人は見栄を張って盛大な葬儀にすることが家柄の立派さを示す目安でもありました。

戒名にしても立派な戒名を貰って墓石に刻むことが名家の証となることから、場合によっては数百万円の戒名料を払って立派な戒名を頂いていたのです。

家族や身内の者だけで行う参列者の少ない葬儀は近年、都市部でよく利用されるようになりましたが、都会では親戚付き合いがほとんどないことや、葬儀の簡略化が進み、葬儀に使う時間とお金が減っていることなどから、葬儀の目的が死者との最後のお別れということに変わりはないけれど、生前中にお世話なった人全てを呼ぶのではなくて、家族の者だけで静かにお別れするという形が定着しているのです。

家族葬のメリットは

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家族葬は主に都市部に於いて増えていますが、それはメリットが大きいからです。

料金が安い

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葬儀では家族の者が最愛の人が亡くなったという深い悲しみの中にあって、気が動転して冷静な判断が出来ないことを利用して、説明無しにオプションを付けたり高い物ばかり勧めたり、食事や引き出物を人数以上に準備したりなどのことが当たり前のように行われ、葬儀が済んで請求書が来てからの葬儀社とのトラブルが多いことで知られていますが、最近ではそういったサービス自体が不要であり、葬儀にお金を使うよりは自分達の幸せのためにお金を使った方が良いと言う価値観の変化に伴って、料金の安い葬儀を選択する人が増えているのです。

檀家制度を引き継いでいる地方では葬儀の際の寺院と葬儀社は決まっていて、自由に選択できないことから、高い葬儀や御布施、戒名料などを嫌う若い人達は都会に出ていきます。

都会では寺院や葬儀社に束縛されることは無く、葬儀にしても私達が利用する生活サービスの一つですから、安くて良いサービスが選ばれるのは当然のことであり、葬儀社にしても良いサービスを提供出来なければ生き残っていけないのです。

家族葬では小ホールの使用と小さな祭壇を使用し、食事や引き出物なども不要で済みますから、葬儀の費用は最近ではパッケージ化された低料金のメニューを利用すれば安く済ませることが出来るのです。

故人とのお別れがゆっくりできる

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お葬式というものは規模が大きくなりますと多くの参列者が来て、その応対だけでもかなりの時間を費やしますので、故人と過ごす時間がどうしても少なくなってしまいます。

葬儀が済んで振り返ってみますと、人との応対ばかりに時間が取られてしまい、もう少し故人とゆっくり過ごしたかったという気持ちが残ってしまうのです。

故人の生前中の姿を見ることが出来る大切な時間ですし、特に入院期間が長かったような場合でしたら故人をゆっくり休ませてあげたいと思うでしょうし、亡き人が死後の世界で迷わぬようにと付き添って差し上げるのが家族の役目ですから、ただ故人の傍に居るだけのことですが、故人に対して精一杯のことをして差し上げることに専念することはとても大切な事なのです。

故人と親交が深かった人や故人にお世話になった人としては、最後のお別れには是非呼んで欲しいと思うでしょうし、故人がお世話になった人に対しては最後のお別れに呼ばないことは失礼にあたるのではないかと思うものです。

どうしてもお別れを希望する人が居る場合には、家族葬であることを伝えた上でお別れをしてもらいましょう。

しかし近年では家族葬が主流になったことから、葬儀は家族のみで行い、大切な人に対してはお別れ会という形で開催するというケースも増えてきました。