お墓を購入する時には「永代使用料」と「年間管理費」を支払って区画を契約し、そこに自分の気に入ったお墓を建立すれば新しいお墓の出来上がりです。
高い金額を支払ってやっと購入した自分のお墓、これで万一誰かが亡くなってもお墓の心配をすることは無いと思うものです。
しかし何かの間違いで年間管理費を支払うことを忘れたり、経済的な理由で払えなくなったら、滞納した年間管理費を支払うか、そうでなければお墓を墓じまいして墓地を返還してください、との通知が来るのです。
高いお金を支払って買った自分のお墓なのに!!と言いたいところですが、お墓は買ったつもりでも永遠にあなたの物にはなりません。自分の物でしたら誰かに追い出されるようなことは決してありませんが、土地が管理者の物なのです。
この仕組みは良く出来ており、お墓の土地が買った人の物であれば、その土地は百年後にも千年後にも誰も手を付けられない土地が増え続けるばかりなのです。
家だってそうです、税金が払えなくなったら国に没収されるだけなのです。家にしろお墓にしろ「砂上の楼閣」であることに変わりはないのです。