故人の遺骨をお墓に納骨する時期に決まりはありますか
火葬が済んで家に持ち帰った遺骨をお墓に納骨する時期は仏教では四十九日の法要が済んでからですが、納骨時期の決まりはありません。
仏教では四十九日の法要後
仏教では納骨するお墓がある場合には四十九日の法要が済んでから納骨します。
四十九日とは故人が亡くなってから四十九日経過した時、或いは三十五日経過した時の法事のことで、この世とあの世の中間の期間である「中陰」を過ぎたということで「満中陰」とも言われます。
法要が済んでから参列者と共にお墓に向かい納骨してから食事を振舞うのが通例です。
神道では五十日祭が済んでから納骨します。
納骨するお墓が無い場合
お墓をまだ購入していない、或いはお墓の準備が四十九日に間に合わない場合には、お墓を買ってから納骨することになります。
その場合には1周忌や3回忌の法要が済んでからの納骨となりますが、3回忌以降の納骨でも構いません。法要に合わせて納骨する目的は、親族などに集まってもらい、お墓のお披露目をすることです。
金銭的に余裕が無い場合や理想のお墓が見つからない場合には、ゆっくり時間をかけて探しましょう。高価な買い物ですので、あせって購入すると後で後悔することになります。
新しいお墓が見つかるまでの間は、遺骨は家にお祀りしたままで全く問題ありません。
但し後で後継者が居なくなってしまう可能性がある場合や、後継者の方の後継の意思を確認せずにお墓を買ってしまいますと、後で墓じまいという事態になってしまいます。
お墓を購入することが出来ない場合には、散骨という選択肢もあります。
まだまだありますお墓に関する質疑応答