クレーン車とは
クレーン車とはトラックの荷台またはキャビンと荷台の間にクレーンを架装させたもので、トラッククレーン、移動式クレーンなどと呼ばれ、運送業や建設、土木業などに広く利用されています。
墓じまいとクレーン車
石材店の店舗の内外には新しいお墓のサンプルが展示されていて、最近は角張ったようなデザインのお墓よりもカーブを多用した流線型のデザインのお墓に人気があります。
使っている石材も世界中から輸入された色や模様の異なる石材から自由に選ぶことが出来ます。
一般的なお墓に使われている石材は耐久性が良くて見栄えがよく色合いの種類が豊富な御影石が主流で、世界中の国々から輸入されて使われていますが、緻密で重量があることから、2㎡程度のお墓での石材の総重量は1～2トン程度あり、大きなお墓になると10トン以上使われていることもあるのです。
中央に配置される基本的な石材である竿石や台石は、規模の大きなお墓になりますと500kgを超える重量となり、花立や香炉などの小さめの石材でも数十kgの重量なので、クレーン車があればそういった石材を次々と荷台に積み込むことが出来て、作業の効率化に貢献しているのです。
クレーン車の役割
クレーン車で墓じまいに出かける時にはミニユンボ、運搬車、カニクレーン、コンクリートブレーカー、コンクリートドリル、発電機、石材クランプなどの様々な道具の他に養生のためのべニア板やゴム板、毛布などを積み込んで現地に向かいますが、そういった資材の積み込み、或いは現地での降ろし作業にクレーンが役に立ちます。
伐採した樹木や斫ったコンクリート、余剰になった残土などはフレコンバッグに入れてからクレーンで荷台に積み込みます。
クレーン車横付けなら墓じまい費用が安くなる
墓じまいの見積りではクレーン車がお墓に横付けできるかどうかで料金に差が出ます。
お墓にクレーン車が横付け出来れば作業の人員が最低限となり、作業期間が短期間で済むのです。
曲がりくねった狭い通路を人力で石を運び出すことと比較すれば、作業の人員と作業期間に雲泥の差が出るのです。
但しクレーンは届くのだが、他のお墓の上を通るような場合には、クレーン車横付けにはなりません。
クレーン車横付けのためには、お墓の前に広い道路があること、交通の妨げにならない事などの条件が付きます。
